悩みを取り除く20の改善方法&考え方

悩みを取り除く20の改善方法&考え方 ストレス

人は誰しも悩み事とは無縁でいたいものですが、実際に生きていく上で悩み事がないという人はいません。ありふれたような些細な事から、自分ではどうしようも出来ない大きなものまで、悩み事は尽きないものです。目に見える悩みであれば良いのですが、心の内にある悩み事は自分自身にしか分からないだけに厄介です。

誰かに相談出来る事であれば信頼する人に話を聞いてもらってみたり、アドバイスをもらったりする事も出来ますが、他人には相談出来ない悩みの場合は一人で悶々としてしまい暗い日々を過ごす事になります。どちらにせよどうにかしたいともがき苦しみ、あれやこれやと考えてみたり実践してみたりするものの、どうしても悩みが解決出来ず心が晴れないという事もあるでしょう。

昔の人々は「越えられない山はない」との言葉を残し、いつか困難や悩みは晴れるものとして捉えていますが、実際悩みの真っただ中にいる時には先が見えず、終わりのない苦悩の中にいるような気持ちになってしまいます。そんな時は少し目線を変えてみましょう。

そうすると目の前が明るくなり、先が見通せるようになっていきます。人生の上で悩み事から逃れられないのであれば、考え方を改善して悩みを取り除いていきましょう。

1.悩みは自分の心の鏡、ありのまま見つめる

悩みは自分の心の鏡、ありのまま見つめる

悩み事は千差万別ですので、他人とって悩みでもなんでもないような事が、自分にとっては大きな悩みである事があります。それはつまり人によって悩み事の解決方法が違うという事です。

考え方や感じ方はその人の性格ですので、まずは「自分はこういう考え方を持っている」とありのままの自分を見つめてみましょう。そうすることで漠然としていた悩みの原因に気付き、解決していく事もあります。

2.自分に自分でアドバイスしてみる

自分に自分でアドバイスしてみる

自分の気持ちを誰よりも分かっているのが自分自身です。どんな風に感じ、どんな風に悩みを取り除きたいかを一番理解しているのは自分自身ですから、自分と同じ悩みを持っている人に相談されたらどんなアドバイスをするかを考えてみるのも良いでしょう。そうすることによって自分を客観視出来て、どのようにしたら悩みから解放されていくのかが分かっていきます。

3.もしも自分が他人だったらどう思うのかを考える

もしも自分が他人だったらどう思うのかを考える

目の前の悩み事に対して、もし自分以外の悩み事だったらどうだろうかと考えてみましょう。例えば憧れている人や、信頼している人であったら、この悩みをどう捉えるのかシミュレーションしてみる事でそれまでになかった発想が浮かんでくることがあります。そうすると悩みだと思っていたことが、気にならなくなったり割り切れたりと気持ちを切り替えていけるようになるのです。

4.近づき過ぎて気づかない事もあるから、一歩引いて考えてみよう

近づき過ぎて気づかない事もあるから、一歩引いて考えてみよう

思い込み過ぎていると些末な事でも気になってしまう事が多々あります。人の想像力は無限にありますから、一つ「これはもしかして」と考え始めてしまうと、どんどんあれもこれもそうなのでは、と悩んでしまいがちです。そんな時は少し肩の力を抜いて目の前の出来事から一歩下がってみましょう。目の前にあるのは大きな山だと思っていたら、自分より小さな岩だったという事もあります。

5.時間は心の特効薬、悩みを一度横に置いてみよう

時間は心の特効薬、悩みを一度横に置いてみよう

時間は身心の疲れを癒してくれる特効薬です。悩みを耐え忍べという事ではなくて、一度悩み事を頭の片隅にしまって見て下さい。問題を横に置いて別のタスクをこなしている間に悩みが取り除かれている事もあるものです。あんなに気になっていたのに別の事をしている内にさほど気にならなくなったという体験をしたことがあるはずです。

6.王様の耳はロバの耳!?思い切って吐き出そう

王様の耳はロバの耳!?思い切って吐き出そう

悶々としていると悩みが気にかかり過ぎて、他の事に気が向かなくなってしまう事もあります。心に色々な想いを抱え込み過ぎるのは身心共に良くありません。そんな時には思い切って悩みを吐き出してみましょう。誰かに相談するだけでなく、紙に自分の悩み事、気持ちを書き出すだけでもスッキリするものです。心を空っぽにすると気持ちをリセットすることが出来ます。

7.心の中にしまって悩みを整理整頓する

心の中にしまって悩みを整理整頓する

悩み事を口にすると却って気にかかってしまうという人は、敢えて心の中にしまって整理整頓をしていきましょう。断捨離やミニマリストのように、悩みを細かく仕訳けて悩みを無かったようにしていくのです。今抱えている悩み事は人生にどれほど重要な事でしょうか。もし捨ててしまえるような悩み事であればスッキリ整頓していくことをおすすめします。

8.悩みは誰にでもあるものと割り切る

悩みは誰にでもあるものと割り切る

誰しもが何かしらの悩みを抱えて生きています。悩みに直面すると、どうして自分がこんなことに思い悩むのだろうかと考えて、孤独感で一杯になりがちですが、どこにでも、誰にでもあるものだと思うと割り切れる時もあるものです。悩んでいる事は違っていても、誰かしら何かに悩んでいると思えれば孤独感が薄れ、気力が漲り、悩みが吹き飛んでいく事もあります。

9.悩みは自分の厚み!悩みを活かす発想をする

悩みは自分の厚み!悩みを活かす発想をする

稲穂は実るほどに頭を垂れるという通り、多くの悩みを乗り越えてきた人程厚みのある性格をしています。悩みを抱えている時は早く取り除きたいと思ってしまいますが、この悩みを越えたら自分はもっと素敵になれると考える事によって乗り越えていきましょう。どうせ悩むのならこの事を活かそうとする事で、思ったよりスムーズに悩みが解決していくものです。

10.自分にかけた「べき」の制限をなくしてみよう

自分にかけた「べき」の制限をなくしてみよう

今抱えている悩みは、もしかしたら知らない内に自分にかけていた制限が遠因かもしれません。人間関係であったり、日常生活であったりの「こうするべき」という制限を取り払ってみるのも良いでしょう。気づかない内に蓄積していた多くの「べき」が自分を束縛し苦しめてしまう事もあるのです。思い切って投げ捨ててみると悩みもスッキリします。

11.セルフマネジメントで理想の自分を演出!

セルフマネジメントで理想の自分を演出!

悩み事がある時は後ろ向きになりがちです。そういう時は「理想の自分」を想像してみましょう。どんな自分が一番素敵だと思うでしょうか。そしてそんな自分になるためにはどのような演出が必要でしょうか。理想の自分をセルフマネジメントしていくと心が前向きになります。目の前の悩みにも、こうしてみよう、ああしてみようと楽しくなってくるのです。

12.悩みを高みの見物で実況中継!?

悩みを高みの見物で実況中継!?

物事に対して真剣に取り組む人には、悩み事を敢えて茶化してみる事をおすすめします。頭の中で実況中継しながらツッコミを入れてみると、問題点や解決法が見えてくることもあります。面白可笑しく悩みを俯瞰することによって、強制的に視点を切り替えていきましょう。肩の力も抜けて、物事を必要以上に重く捉え過ぎていないか見直していけます。

13.心と体は一つ、適度に体を動かしましょう

心と体は一つ、適度に体を動かしましょう

悩み事に捉われている時はどうしても引きこもりがちになってしまいます。外出する気持ちにもなれない事もあるかもしれませんが、心の不調は体調への影響を及ぼします。思い詰めて本当に体調不良になってしまう前に、適度に体を動かして太陽の光をたくさん浴びてみてください。体がリラックスすると、心の重荷が下せる事もあります。身心共にバランスを取っていきましょう。

14.笑う門には福来る、鏡の前で笑ってみましょう

.笑う門には福来る、鏡の前で笑ってみましょう

悩み事があり気持ちが落ち込んでいると笑顔が減っていってしまいます。そんな時こそ鏡の前で思いっきり笑ってみてください。日常生活の中での心からの笑顔でなくても良いのです。笑顔は人の心を明るくしてくれます。その時の精一杯の自分の笑顔を鏡越しに目にする事で、こんな風に笑える自分なんだと安心出来るのです。

15.好きな事と悩みにかける時間のコストを秤にかけてみよう

好きな事と悩みにかける時間のコストを秤にかけてみよう

悩んでいる時は冷静になれないものですが、一旦落ち着いて「悩んでいる時間」と「好きな事をしている時間」を天秤にかけてみて下さい。もしも悩んでいる時間が勿体ないと感じたなら、好きな事を思いっきり楽しんで悩みを忘れてしまいましょう。頭の中を好きな事で埋め尽くしていくと、悩みが入るスペースは無くなっていきます。

16.悩みと悩み以外にメリハリを付けてみる

悩みと悩み以外にメリハリを付けてみる

悩みを「何でもない事」と感情を押し殺す事で余計に悩みが深くなることも時にはあります。悲しい時には思い切り涙を流した方がスッキリするものです。同じように悩みに対しても思い切り悩み、落ち込んでみると心の中で気持ちを消化する事が出来ます。思い込み過ぎてはいけませんから、今は落ち込む時間、と思い切り落ち込んだら悩み以外の事に没入していきましょう。

17.新しい事にチャレンジして吹っ切ろう

新しい事にチャレンジして吹っ切ろう

悩んでいる時にこそ新しい事にチャレンジしてみましょう。今まで触れた事がないようなものにチャレンジする事で、脳が刺激され活性化していきます。脳が刺激されるとアクティブな気持ちになれますから、悩み事を日常の中にあった出来事の内の1つとして考えられるようになるものです。そうすればいつしか悩みも吹き飛び、新しい事にワクワクする刺激的な日常になれます。

18.非日常に身を置いてみよう

非日常に身を置いてみよう

日常の中に悩みがあるのであれば、非日常に飛び込んでみましょう。非日常というと危険な事を勧めているかと思われるかもしれませんが、いつもと違う事をしてみるという事です。いつもはこうしているけれど、今日は敢えてこうしてみよう、明日はこうしてみよう、とちょっとした非日常を探す事で悩みを日常からフェードアウトさせて最終的には無くしていくのです。

19.多くのポジティブワードに触れよう

多くのポジティブワードに触れよう

名言集などに記されているポジティブな言葉に触れて、自分の悩みと照らし合わせてみましょう。優しく、温かく、そして時に厳しいポジティブな言葉は乗り越える勇気を与えてくれます。人の言葉で悩む事もありますが、人の言葉で勇気付けられる事もあるのです。身近な人の言葉でも構いません。多くの人に共感されてきた名言は、今抱えている悩みを共に取り除いてくれる力になってくれます。

20.自分を信じて明日の自分と乗り越えよう

.自分を信じて明日の自分と乗り越えよう

悩みが一日で解決すれば良いのですが、数日経っても解決されない事もあります。今すぐに悩みを取り除けない時は、明日の自分を信じてバトンタッチしましょう。今日の自分がリフレッシュすれば心も少し軽くなり、明日の自分が受け取る悩みはその分小さくなります。たくさんの自分が悩みを分担することによっていつしか悩みが消えていくのです。

まとめ

人生において悩みは尽きず、一つ取り除いたと思ったらまた次の悩みが降って湧いてきます。ですが悩みを感じる心があるからこそ、人の気持ちを思いやれる人になれます。悩みとは悪いもの、良くないものと捉えてしまいがちですが、一つずつ悩みを越えて来たからこそ、強く優しい人になれるのです。悩みに対して色々な物の見方、考え方が出来ると人生は充実していきます。

いつでも、いくつになっても感動出来る心は素晴らしい人生の宝と言えます。感動とは物事を受け止める心の余裕を指すものです。どん底の時には先が見えずに「自分はダメだ」と心が引っ込みがちになってしまいますが、明けない夜はないのです。どうか自分の未来を信じて、自分の生き方に誇りを持って、一つ一つ乗り越えていって下さい。

人は自分が悩んでいる時に優しく支えられた事を覚えています。その時受け取った温もりは人生にとって生きる原動力にもなります。人間は悩みを乗り越えた人に支えられ、悩みを乗り越えた自分が誰かを支え共存して生きています。誰かに相談出来る悩みも、一人で抱える悩みも、いつか取り除ける日が来ます。人の痛みを自分の痛みのように分かち合える人は、人に大切にされる人ですからどうか前向きに捉えていって下さい。