第一印象が悪い?良くするための印象改善方法

第一印象が悪い?良くするための印象改善方法 人間関係

初対面の相手に対して抱く第一印象はその後もずっと続きます。大げさにいうと、第一印象こそその後の対人関係を決定する最も重要な要素ということになります。第一印象が良ければ、その後の関係もスムーズに運ぶことが予想されます。第一印象を良くするコツやポイントについてまとめてみました。

基本的なマナーを押さえた上で、ちょっとした工夫を凝らすだけで、驚くほど第一印象を良くすることが出来ます。頑張って第一印象を良くしておくと、後々楽に行動することができますので、ぜひ参考にしてください。

見た目をよくする 身だしなみはきちんと

見た目をよくする 身だしなみはきちんと

皺の寄った服をだらしなく着崩している、これは社会人としては問題です。まずはきちんとした印象を与えるよう、身だしなみに気をつけるようにしましょう。だらしない格好はそのままだらしない性格の持ち主という印象を与えかねません。

おしゃれに気を配ることは必要ですが、はっきりと好き嫌いが分かれてしまうようなファッションや、年代によって受け取られ方が微妙に異なってくるものなどは、出来れば避けるようにしたほうが無難です。初対面の人の前では出来るだけ明るい印象を与える、すっきりしたおしゃれに留めるようにしましょう。

明るい印象を与えるようにする

明るい印象を与えるようにする

なんとなく暗い、返事が小声で聞き取れない、うつむいたままで話しをする、視線が泳いでいる、このような態度は暗いと感じられてしまいます。ハイテンションで場を盛り上げることが求められているわけではありませんが、根暗な印象を与えるのは絶対に避けましょう。

普段の自分とはまったく違う自分をアピールする必要はありません。そこまで無理をする必要はありませんが、相手にこの人と会って良かったと思われるような雰囲気を演出するようにしましょう。

清潔なイメージを与えるようにする

清潔なイメージを与えるようにする

これも身だしなみの一部分といえそうですが、不潔な印象を与えないよう、衣服だけでなく、体臭や香水の匂いにも気をつけるようにしましょう。男性の方の場合は、相手の不快な思いをさせないように、体臭対策を万全にしておく必要があります。

体臭は自分では気が付きにくい場合もありますので、日頃から体臭予防用のスキンケア製品を用いるなどの配慮を行うようにしましょう。また女性の場合は香水やフレグランスに気をつけるようにしましょう。

匂いのきついものや好き嫌いがはっきり分かれそうなものは、出来るだけ避けておいたほうが無難です。どうしても香水やフレグランスを用いたい場合は、優しい香り、爽やかで自然な香りのものに留めるようにしましょう。

第一印象のほとんどは、五感で感じ取るもので占められるといわれています。視覚・聴覚に関しては配慮したつもりでも、嗅覚的なことに無関心で知らず知らずに不快な印象を与えていては、全体の第一印象が台無しになりますので、気をつけましょう。

自然な笑顔で接する

自然な笑顔で

取り繕った笑顔は逆効果になりますが、自然な笑顔は第一印象を確実に良くします。笑顔に自信のない方は、自宅で鏡を前に練習してみましょう。あくまでも自然な笑顔ですので、周囲にお構いなく大声をあげて笑うことは控えるようにしてください。

仏頂面だったり、あからさまに不機嫌そうな顔をするのは、絶対に損です。初対面の人とは出来るだけ穏やかに、そしてにこやかに接するようにすると、好感度がアップします。

座り方や歩き方、姿勢にも注意

座り方や歩き方、姿勢にも注意しましょう

初対面の相手からは意外にじっくり観察されているものです。身だしなみと笑顔の次に注意していただきたいのは姿勢です。猫背で背中が丸まっていると良い印象を与えません。大多数の人が猫背気味の人に対して、どこか暗い印象や老けているという印象をもってしまうことが多いようです。

良い第一印象を与えるには、姿勢を正しくすることも重要です。座るときも歩くときも、常に背中をまっすぐに伸ばし、両肩は背中側に引くような気持ちで姿勢を維持すると、きれいですっきりした印象を与えます。

話し方にも配慮する

話し方にも配慮する

話し方にも気をつけましょう。話す速度は遅すぎもせず、早すぎもしない、相手が聞きやすいテンポで話すようにします。また声の大きさにもそれなりに注意が必要です。たとえば公共の場や職場で、一人だけあまりにも大きな声で話す人がいると、周囲に迷惑をかけてしまいます。

逆に人見知りをする方や初対面の人との会話が苦手な方の中には、緊張のあまりに声が小さくなってしまい、よく内容が聞き取れないということがあります。相手が聞き取りやすい大きさで、分かりやすい話し方をするように努めましょう。

相手の話に注意を払う

相手の話に注意を払う

自分の話しに夢中になり、相手の話に耳を傾けることが出来ない人がいます。これは基本的な会話のマナーに反しますので、絶対にやめましょう。自分ばかり話をして、相手に会話の糸口を与えない人に対して、良い印象を持つ人はいません。

会話は相手がいてはじめて成り立つもの、相手の話によく注意して聞き、間違っても興味のないそぶりや退屈そうな様子あらわにしないようにしましょう。会話の流れを読み、話が一方通行にならないように気をつけてください。

落ち着きのない所作はやめる

落ち着きのない所作はやめる

落ち着きがないと思われる動作は控えるようにしましょう。話している最中にやたら髪に触る、よそ見をしてしまう、携帯をいじる、手足の動きがせわしないなど、このような動作は相手に不快感を与えてしまうことがあります。初対面の人の前ではとくにこのようなせわしない動作をしないようにしましょう。

相手と会話しているにも関わらず、関係ない所作が多いと、自分の話に興味がないのでは、と思われても仕方ありません。良い印象を与えたいのであれば、無関心なそぶりや上の空といった態度は絶対に控えるべきです。

礼儀作法を守る

礼儀作法を守る

基本的な礼儀作法のなっていない人は、社会的に認められないだけでなく、相手に不快感を与えてしまいます。初対面の人に対しては、ことさら礼儀正しく挨拶を行うようにしましょう。挨拶もろくに出来ない人と思われるのは、非常に損なことです。

礼儀作法よりも中身で勝負と考える方もいるようですが、第一印象では相手の内面まで推し量ることは不可能です。初対面の場では、とりあえず良い印象を与えることに専念に、これからの関係の素地を作るようにしましょう。

第一印象はなかなか変えられない

第一印象はなかなか変えられない

第一印象が重要といわれるのは、第一印象をくつがえすことは非常に困難だからです。第一印象は会った瞬間、多く見積もっても数分以内には完全に決定されてしまい、以後はこれをくつがえすことが非常に困難になります。良い印象を持ってもらいたい相手に初めて会う場合には、これを肝に銘じておくようにしましょう。

数秒から数分間というきわめて短時間に相手に良い印象を与えるには、それなりの心の準備が必要です。相手からぜひもう一度会ってみたいと思われるような、そんな第一印象を与える努力をしてみましょう。

プライベートな関係だけでなく、たとえば新しい職場にデビューするときなども、出来る限り頑張って、良い第一印象を与えるようにしましょう。

まとめ

仕事でもプライベートな出会いでも、第一印象が大切なことは言うまでもありません。良い第一印象を与えるためには、好感度の高い服装や話し方に気を配り、自然な笑顔で相手に接することが必要です。第一印象があまり良くないと、その後の関係にも悪影響を及ぼしてしまいます。

将来にわたって良い関係を築きたい場合にも、第一印象で高得点を稼いでおきましょう。第一印象が良いと、その後の関係維持にさほど苦労することなく、スムーズに進めることが出来ます。