誠実な人を目指すために気をつけるポイントとは?

誠実な人を目指すなら知っておきたいこと 人生

結婚相手に求める条件は人それぞれで、相手の年収や職業を気にする女性もいれば笑顔の絶えない家事の得意な女性を理想とする男性もいます。しかしその中でも双方に共通しているのは「誠実な人」で、結婚相手の理想のアンケートをとれば男性女性ともに必ずトップ3に入るほどです。

しかし必ず挙がるという事は、反対にその数が少ないからだと言えませんか。なぜなら周りの男性女性が全て誠実な人ならば、わざわざ条件に挙げなくとも結婚すれば手に入るものだからです。

他の条件に挙げられる格好良さや年収・優しさ・気配りなどは努力すればある程度は叶えられますが、この誠実な人という言葉に含まれる多様さから中々努力してもそうなる事は難しいのが分かり、それだからこそ希少価値があると考えるのでしょう。

結婚相手だけでなく、友人・恋人・同僚など人間関係で誠実な人は大変重宝されますが、自分の周りに欲しければ類は友を呼ぶのことわざ通り、自分自身も誠実である必要があります。確かに気をつけるポイントは幅広くそれをものにするまで時間がかかりますが、自分の周りの環境を一変させる可能性があると考えれば試してみたくはなりませんか?そこで、誠実な人を目指すため、気をつけるポイントをご紹介します。

嘘をつかないこと

嘘をつかないこと

誠実な人ってどんな人と言われれば、やはりこれが最初に挙がるのではないでしょうか。相手に嘘をついている事がばれれば、他にも何か隠し事をしているのかもしれない・また嘘をついているのかもしれないと、自分の言動全てが信じなくなってしまいます。

嘘にも種類があって、White Lieや「嘘も方便」など人間関係を円滑にするための嘘もありますが、誠実な人はどんな種類であっても嘘は嘘となるべく言わないようにしているので、それらの嘘さえもつかないように気を配っています。

それが裏目に出て、時には不器用な性格と取られる事もありますが、誠実な人であるためには、なるべく嘘をつかなくても良い状態を作り上げる事が大事なのでは。

非があるかどうかをじっくり考える

非があるかどうかをじっくり考える

年齢を経るごとに、自分の考えが間違っていると認める事って難しくなりますよね。

おそらくこれまでの経験による自信がそうさせているのですから、それを否定すると今までの全てを否定してしまったような気持ちになるため、多くの方が誤りを認めないように頑張っているのでは。誠実な人はそういったプライドを抜きにして物事を客観的に捉える事に長けているので、自分に非がある場合は素直に謝罪が出来るのです。

まずは誰かに自分の言動を批判された時は、その場で言い返さず本当にそうなのか考える必要があります。

目的のために相手を陥れない

目的のために相手を陥れない

例えば少ししか手伝っていないにもかかわらず、出来上がった仕事を自分がメインで完成させたと上司に報告したり、異性にモテたいがために甘い言葉で相手を振り回したり、ライバルを蹴落とすために周囲に悪口を言いふらしたりしていませんか。

これらは全て自分の目的を達成させるために他人を利用しているのですが、これでは本人は良くても周囲の評判はガタ落ちですよね。他人を働かせて功績は自分と言うのは確かに楽ですが、身の丈に合わない功績ならば必ず後でぼろが出ます。

また恋愛関係でこんな態度を見せれば、恋人としてはいいけど結婚は考えられないと、いつまでも独身だったり、恋愛関係が続かず短期間で付き合いと別れを繰り返すようになってしまうかも知れませんね。

口約束はしない

口約束はしない

口約束をするのは、誠実な人とは程遠い人間がするものと思いましょう。口約束はその場の雰囲気が悪くならないようにするためにする約束なので、それを言った人がその約束を守る事はほとんどない、非常に軽い気持ちから来るものです。

しかし特に恋愛では、例えば忙しいのに相手の期限を損ねないために「電話する」「今度会う」など軽く約束してしまうと、言われた相手は期待して待ち続け結局傷ついてしまう結果がほとんどです。約束を適えられないと分かっているのに、自分の立場が悪くなるのを恐れて適当に約束してしまうのは、それでは嘘をつくのと変わりません。

簡単に約束したり請け負ったりせずに、ダメな時はダメと言葉を尽くして理解してもらう手間をかけるのが、誠実な人とそうでない人の違いと言えるでしょう。

自分に厳しくする

自分に厳しく

皆誰しも自分の事は主観で見るため、本当はどんな自分なのか分かっていない部分があります。ついつい家族や同僚に仕事や用事を早く片付けてとお願いして自分はゆっくりしていたり、自分の事を棚に上げて周囲を怒ったりしていませんか。

他人と比べず、まず自分のすべき事は人に任せずに義務として終わらせるべきでしょう。また、自分に厳しい人は完璧主義者になりやすいですが、そこまで行くと周囲にも厳しい人・ただの厳格な人となってしまいます。まず他人が仕事をしていようがサボろうが、自分の仕事をきっちりこなすのが誠実な人となるためには大事です。

浮気しない 異性にだらしなくない

浮気しない 異性にだらしなくない

恋愛関係で誠実な人を求める最大の理由がこれです。浮気は相手の気持ちを裏切り、辛い思いをさせてしまうと理解しているのならば浮気をしようとは思わないはずで、実際恋愛・結婚関係から見れば浮気をする人は極少数です。

相手の気持ちを考えず、自分がそうしたいからと言うだけで浮気をしてしまえば、もうその人を信用する人はいなくなってしまうでしょう。自分のみだけでなく自分に近い相手が一番大事で一緒に幸せになるには、何をすべきで何をすべきでないかをしっかり理解している人は、相手からも周囲からも誠実な人として見られています。

誰に対しても公平な態度を

誰に対しても公平な態度を

会社の上司や取引先など自分よりも立場が上の人には媚びても、部下や店員などにはガラッと変わって横柄な態度をとる人がいますが、その人を周囲は誠実な人と見る事はありません。

それは同じ人間なのに、容姿・外見・立場などで態度を変えるのは、人間を外側でしか評価できない浅い人だからと見られるからです。

人と人との仲が親密になると、外見よりも自分達のフィーリングが合うかどうかが大事になり、それは外側からだけでは決して判断が出来ないもの。様々な体験や経験をし沢山の人を見て人は見かけによらない事を実感すれば、態度を変える事もしなくなるでしょう。

必要な時に決断できる

必要な時に決断できる

子どもと違い、社会に出たり成人すると誰もが責任を持つようになります。それは仕事であったり子ども・家庭であったりと人それぞれですが、どうすべきかと決めなければならない事は沢山あります。

しかし何か重大な決断をしなければならない時に迷って優柔不断になったり、万が一失敗した場合の責任を取るのが嫌だからと誰かに押し付け回避してしまうのはいけません。

責任を持つと言う事は大人にしか出来ない義務ですから、それを放棄するのは子どもっぽく信用できない、つまり誠実でない人ととられてしまうのです。

ほかの人に敬意を持つ

ほかの人に敬意を持つ

多くの宗教の聖典には「他人の悪口を言うべきではない」と記されています。

「それは自分が主となって裁く者の立場に成り代わっているから」「あなたの知らない部分でその人はあなたよりも優れているかもしれないから」「悪口を言うよりも自分が何者かをまず知るべきだから」とそれに続く理由は様々ですが、要は自分を上に見て他人を下に見ているからだと言う事なのです。

勉強や仕事が出来ても、自慢せず謙虚に振舞う人は誠実な人と言われるでしょう。

まとめ

色々ポイントがありましたが、結局は自分の事は自分できちんと行い、他人の気持ちに共感し思いやりを持つのが大事です。

「実るほど頭をたれる稲穂かな」とこう言葉がありますが、これこそ誠実な人をよく表した言葉だと思いませんか。全てを実現するのは難しいかもしれませんが、少しずつ変える所からはじめて見ましょう。