ミニマリストの暮らしとは必要最低限のものしか持たずに生きること。要らないもの、使ってないものをすべて処分することにより、自分の生き方自体も仕切りなおすことが可能になります。
ごちゃごちゃと不要なものに囲まれて生きる窮屈な生活を捨て、何もないシンプルな生活を始めてはじめて見えてくるものがあります。要らないものにしがみ付いて生きるその生き方こそが、運気を妨げる主原因。
要らないものを捨て去り、新しい自分を手にするためにぜひ知っておきたい「ミニマリスト」に関するまとめになります!ミニマリストになるためのポイントを覚え、すっきり整頓された部屋と清清しい気分を思う存分味わいましょう!
整理するという考えを捨てる
どんなに整理整頓してもすぐに部屋がごちゃごちゃに散らかってしまう。ミニマリストの考え方の基本は、身の回りのものを減らすことにより、ものよりも大きな価値のある精神的な充足を得ることにあります。
整理整頓をするということと、持ち物を減らすということには根本的な違いがあります。整理整頓とは今あるものを並び替える、置き換えることにより、配列しなおすこと。ミリマリズムとは必要ないものを切り捨て、身軽になることを意味します。
整理整頓をしなければ、という考え方を抱き続けていると、ものを切り捨てるというミニマリズムは身につきません。
ミニマリスト的な生活、生き方を取り入れる
思い立ったからといって、今日からすぐにミニマリストとしての生活を始めるのはとても大変なことです。まずはミニマリスト的な考え方を知り、少しずつ自分の生活に取り入れていくようにしましょう。
ミニマリストとして生きる人たちのライフスタイルや部屋の様子、スタイリングや服装の選び方など、参考に出来るものはたくさんあります。
日本だけでなく、欧米をはじめ世界各地で実践させているミニマストとしての暮らし方。ミニマリストになる準備段階としてまずは要らないものを溜めないシンプルライフからはじめてみましょう。
バッグの中身からはじめてみる
ミニマリストの暮らし方に憧れは抱いているものの、どこからはじめていいか分からないという方は、まず毎日持ち歩いているバッグを見直すことからはじめてみましょう。
どんなに外見がきれいでも、どんなにファッションセンスに優れていても、バッグの中に余計なものが入っていて、ごちゃごちゃだとすべてが台無しです。バッグの中身を見直し、要らないものは絶対に持ち歩かないようにしましょう。
使わないものは処分する
ミニマリストとしての第一歩は、使わないものを処分することから始まります。とりあえずそこに置いてあるけれども、ここ三ヶ月以内に一度も使っていない、そんなものはすべて処分してしまいましょう。
いつか必要になるかもしれない、という考え方でものを取り置いておくと、不要なもの、使わないもので部屋の中はごちゃごちゃになってしまいます。
現在使っていないものはこれからも使わないと割り切るのがコツ。なんとなく取っておいているものを処分するだけで、部屋の中はみるみる片付いていきます。
使わないものは買わない、もらわない
試供品などつい受け取ってしまうという方、要らないものは出来るだけ受け取らないようにしましょう。必要最小限のものだけを買う習慣を身に付け、要らないものを購入したり、保存したりするのもやめます。
必要なものだけを最小限買うことにより、保存や保管スペースがなくなり、部屋全体が広々としてきます。食べ物や日用品を多めに買いためておく習慣のある方はこれを改め、買い物は小まめに少しずつ行うようにしましょう。
部屋の家具やインテリアも減らす
収納家具やインテリア雑貨も出来るだけ減らすようにします。無駄に家具や収納用のインテリアがあると、どうしてもそこにものをためてしまいます。使わないものがたくさん入った引き出し、収納かごいっぱいの着ない洋服など、大量の使われないものを毎日目にしていると、知らず知らずに精神状態を磨耗してしまいます。
ものをしまう引き出しがあるからこそ、要るか要らないか判断のつかないものをとりあえず取っておいてしまうもの。このような悪循環を断つには収納家具を減らすことが効果的です。
洋服を減らす
ある統計では私たちが普段着る服は、所有している服の約20%に過ぎないということです。つまりタンスやクローゼットにしまわれている服のほとんどは、これからも着ることがない不用品ということになります。
洋服を減らすコツとは、サイズの合わない服、一シーズン前の服、買ったものの1、2回して着なかった服をすべて処分すること。出来るだけシンプルで着心地の良い天然素材の服をメインに揃えるようにすると、シンプルライフを満喫できます。
洋服だけでなく、靴や小物に関しても同様、使っていないものは出来るだけ早く処分するようにしましょう。
調理器具など家電を見直す
ミニマリストとして実際に生活している人には、それぞれのポリシーがあり、何が必要で何が必要でないかに関しては、それぞれのライフスタイルや考え方により違いがあります。
家具や家電、キッチンユーテンシルやその他の日用品など、すべての物品に関して、まずはどれが必需品でどれがそうでないかの見極めを行うようにしましょう。たとえば調理器具一つを取っても、電子レンジや冷蔵庫、トースター、炊飯器など、ライフスタイルや使用頻度によって、どれを残して、どれを処分するか違ってきます。
まずは自分の生活を見直し、使う頻度の少ないものをリストアップするようにしましょう。
書籍やCDなどの処分は?
知らず知らずのうちに溜まってしまうものの代表に、書籍や雑誌、CDなどがあります。紙媒体の書籍や雑誌は場所を取り、気がついたら本棚がいっぱいになっていた、という方も多いとおもわれます。
紙媒体の書籍と電子書籍にはそれぞれメリットとデメリットがあります。電子書籍も便利だけれども、紙媒体の書籍も手放せないという方、その理由は書籍を読むときの感触、紙の手触りやカバーデザインなどの独特の風合いではないでしょうか。紙媒体としての書籍の持つ魅力も読書の楽しみの一部ではありますが、読んだ本すべてを保管していると、部屋の中や本棚はすぐにごちゃごちゃしてきます。
本を残しておく場合には、絶対に手元に置いておきたいものだけにして、残りは電子書籍で読むようにすると、スペースを無駄にしません。また図書館を有効にするといちいち本を購入する必要もなくなります。読んだ本で保管しておく必要がないものは、すぐにリサイクルに出すようにしましょう。
アルバム、手紙、文書類の処理
思い出のあるものを処分するのは殊のほか難しいものですが、写真や文書類もまた必要がないのであれば、処分することを検討するようにしましょう。どうしても保管しておきたいものはデジタル化してコンパクトに保管するようにすると、場所を取らず便利です。
公共料金の支払い証や税金関係の書類など、保管期間が定められているものはそれに従いきちんと保管し、それ以外の不要なものと区別しておくようにしましょう。思い出が詰った個人的なものを処分することには、精神的な負担がついて回りますが、自分の中で何かしらの基準を設けなければ何もかも保管してしまう人間になってしまいます。絶対に必要なものと不要なものの区別を付けられるようになるだけで、片付けは半分以上終わったようなものです。
部屋がすっきりしていることのメリット
いくら魅力的な女性でも、部屋が汚く散らかっていたり、部屋の中に雑多なものが溢れていると、男性は必ず幻滅するものです。必要最小限のものしかない部屋は、掃除も簡単に済み、ものが少ないため、スペース自体は狭くても圧迫感を感じさせません。
綺麗に片付けられたスペースは心を落ち着かせ、知的な印象を与えます。極力を無駄を排した空間は、シンプルでモダン、何もないのに不思議にアートでおしゃれな雰囲気を醸し出します。
ものに溢れた空間に住んでいると
お金さえあれば欲しいものは何でも手に入る現代社会。目に入る大量生産されたものを手当たりしだい買っていては、居住スペースはすぐにいっぱいになってしまいます。使わない大量の物品に埋もれた空間は安っぽく見えるだけでなく、そこに住む人の人への評価も下がってしまいます。
雑然とした部屋に住んでいるというだけで、周囲の人から軽視されるのは残念なことです。シンプルでものに執着しない生き方をしている人を目指して、断捨離を実践しましょう。
ゴミ屋敷・ゴミ部屋になる前に、、、
ゴミ屋敷のような状態にはならないとしても、最近とくに自分の部屋を片付けられない人が増えているといわれています。
自分の持ち物を片付けられない人、ものを捨てられない人、整理整頓の出来ない人になってしまう前に、ものを所持することに対する考え方を変え、少ない持ち物でも平穏な気持ちで生きていけるようなライフスタイルを目指しましょう。
ものにとらわれない自由な生き方
部屋にあるものを最小限にするだけで、居住スペースはあっという間に広がります。シンプルで機能的なものだけを残した部屋にいると、それだけで心が静まり、何事にも集中して取り組むことが出来ます。
消費社会の価値基準は、どれだけたくさんのものを購入し、消費するかにあります。そこでは心の充足感や精神的な安らぎといった目に見えない価値観はあまり重視されません。ものにとらわれない生き方をするには、まず不要なものを処分することからはじめるしかありません。
ものを無くすことにより運気も上がる
ものを減らし、シンプルな生活をするようになると、不思議に運気が上がってくることがあります。ものに執着する必要がなく、周囲の人と自分を比較して考えることもなく、落ち着いて自分を見つめなおすことが出来るせいかもしれません。
部屋の中に余計なものがないせいで、建設的なことだけに集中できるので、仕事もプライベートも以前よりもスムーズに運びます。シンプルで飾り気のないライフスタイルは、異性だけでなく、同性からも憧れの目で見られるはずです。
いろいろな生き方でいい
ミニマリストというと、家具も何もない部屋で暮らしている人を思い浮かべるかもしれませんが、ミニマリストの暮らし方がただ一つと決まっているわけではありません。
ミニマリストにもさまざまな段階やタイプがあり、すべての持ち物がスーツケース一つに納まる人もいれば、シンプルモダンな暮らしを心がけている人までさまざまです。どの程度持ち物を減らせるかは、職業や生活習慣によって異なります。最初は無理せず出来ることから行うようにしましょう。
必要なものまで手放す必要はない
ミニマリストの暮らしぶりを見ていると、あまりにすっきりしていて、自分もすぐにはじめたい気持ちに駆られます。テレビや冷蔵庫、洗濯機など、生活必需品を持たずに生活しているミニマリストもいますが、しかしこれは一日にして出来ることではありません。
ミニマリストの暮らしとは、最小限度必要なものだけで生きること、必要なものを無くしてまで不自由な暮らしをするのは本末転倒です。自分にとって必要なものは絶対に残しておきましょう。
欲しいものがあってもすぐに買わないようにする
これからシンプルライフに挑戦したい方、まずは何であれものを購入する際に再考するくせをつけるようにしましょう。価格的に高いものの場合はよく考えてから購入することが多いと思われますが、日用品や食材、価格の低いものに関しては、なんとなく買ってしまいがちです。
不要なものを購入してものを増やすことをやめるだけでも、ものが溜まっていくことを防ぐことが出来ます。
兼用できるものを利用する
日用品や調理器具など、一つで二つ以上の機能を兼用できるものがあれば、それを積極的に利用するようにしましょう。ごくたまにしか使わないものは処分してしまい、一つのものを何役にも用いるようにすると、少ないもので暮らすことが可能になります。
シンプルな暮らしをの情報を
ミニマリストとしての暮らしている人から多くを学びましょう。部屋の様子や持ち物の処分の仕方、少ないもので満足するコツなど、いろんなミニマリストの暮らしぶりを見たり、読んだりすることにより、役に立つ知識を得ることが出来ます。
まとめ
日本だけでなく、世界各地で広がっているミニマリズム。最小限のものだけで暮らすシンプルな生き方が年代や性別を超えて支持されています。
ミニマリストの暮らし方を目指し、要らないものを処分するコツを覚えるだけで、すっきりとした部屋とものに執着しない自由な精神性を勝ち得ることが出来ます。
不要なものを一切切り捨てるのは難しいようでいて、慣れてくると快感を覚える楽しい作業。シンプルでコンパクトな生き方を始めてみると、運気も上昇するというおまけもついてきます。