飽きやすい性格で三日坊主の悪いくせを直すための方法

三日坊主の悪いくせを直す やる気・向上

何事も三日坊主に終わってしまうのは非常に残念なことです。計画を立てるまでは順調なのに、なぜかはじめてしばらくするとうまく行かなくなり、最後にはやめてしまう。こんなことの繰り返しはもうやめましょう。

誰にも言わずに始めたことだから、たとえ三日坊主になったとしてもなんの害もないと考えていませんか。三日坊主で何事も最後まで完遂できない方は、これが習慣になってしまい、物事を中途で諦めやすい性格になってしまいます。またたとえばダイエットやエクササイズは途中でやめることにより、体に確実に悪影響を及ぼしてしまいます。

飽きやすい性格、三日坊主を克服するには、何が原因で途中挫折してしまうかを把握することが重要です。始めたことを最後まで完遂出来るようになるためのポイントを攻略しましょう。

余裕をもった計画を立てる週間を

余裕をもった計画を立てる

意外ですが、三日坊主に陥りやすい方は完璧主義の方が多く、計画通りに行かないことにイライラしてしまい、その時点ですべてを放棄してしまうことがあります。計画を立てる際には、十分に余裕のあるスケジュールにしましょう。

私たちがどんなに頑張っても、周囲の状況や不可避的な出来事により、計画が狂うということはよくあります。計画通りに行かなくても、途中で調整を付けられるようなスケジュールを組むようにしましょう。

一日一日の積み重ねが大切と考える

一日一日の積み重ねが大切と考える

三日坊主で終わらないようにするには、一日一日の積み重ねが重要と考えるようにするのがコツです。自分で決めたことを続けられないのは、途中で何かうまく行かないことがあったり、最初の計画通りに進まないことが嫌になるためです。

これを防ぐためには、長期的に考えるのではなく、今日一日これを守る、あるいは行うという形で進めるとうまく行きます。

うまくいかない日は休息日と考える

うまくいかない日は休息日と考える

たとえば毎日の日課として一日一時間のエクササイズを行うと決めたとします。初日から一週間ほどは一日も休まずに行えたのに、ある日急な来客があり(あるいは急な出張が入るなど)その日の日課をこなすことが出来ませんでした。

まじめで几帳面な人ほど、このようなアクシデントを嫌い、このようなちょっとしたことで、計画全体を放棄してしまいやすくなります。しかしこれこそ三日坊主になる原因、こんなときは考え方を柔軟し、今日は休息日だから計画のうちには数えない、と受け止めるようにしましょう。

まじめで熱心なのは望ましいのですが、そのまじめさゆえに三日坊主に終わっているとしたら、どうでしょうか。不測の事態を大らかな気持ちで受け止める、良い意味での「いいかげんさ」を持つようにしましょう。

新しいことを始めたら人に知らせる

新しいことを始めたら人に知らせる

新しいことを始めたら、家族や友達、同僚に積極的に知らせるようにしましょう。誰にも言わずに始めるとやめるときも誰に説明する必要もありませんので、やめても構わない状況が作り出されてしまいます。

人に直接宣告することに抵抗がある場合、たとえばブログを持っている方はブログ内で伝えてみるのもいいかもしれません。三日坊主に陥りやすい人は出来るだけ、始めたことを簡単にはやめられないような状況をことさら作り出すようにしましょう。

達成可能な目標を立てる

達成可能な目標を立てる

目標を立てる場合、すぐには達成困難な難しいものを選ぶのをやめましょう。どんな目的であれ、最初はごく簡単に達成できる目標を立てるようにします。現時点での状況から出来るだけ近い目標値を選ぶようにすれば、自然に目標達成率も上がり、中途で断念する可能性がぐんと減ります。

目標とはいえないような小さな目標を選ぶようにするのが、三日坊主の克服のポイントといえます。たとえば禁煙したい方の場合、今日から禁煙するという漠然という目標を立てるのではなく、今日一日、それも難しいようであれば午前中だけ、午後だけ、退社後というように、これなら守れるという絶対確実な安全圏から始めるようにしましょう。

ダイエットの場合ならば、1kg落とすことから始めるようにすると、三日坊主に終わることを阻止できます。

目標達成後に自分の好きなことをする

目標達成後に自分の好きなことをする

小さな目標を掲げてそれを達成したら、自分に対するご褒美を必ずあげるようにしましょう。目標を達成したらこれが出来る、これを買う、これを食べるというように、具体的な事柄を頭の中に思い浮かべ、これに向かって当面の目標を達成させるように頑張ってみましょう。

息抜きなく、毎日頑張り続けるのは誰にでも大変なことです。一個目標を達成させたら、こんなことが出来るというイメージトレーニングを行うのも効果的です。物事をやり遂げるには、自分を叱咤激励するだけではうまく行きません。頑張っている自分を時には甘やかせ、明日からの活力にしましょう!

楽しく行うよう努力する

楽しく行うよう努力する

自分で決めたことを守れずに三日坊主に終わってしまうのは、それが楽しくないからかもしれません。それが何であれ行うこと自体がきつく楽しみを感じなければ、中途で挫折してしまうのはやむを得ません。ダイエットにしろ、エクササイズにしろ、それ自体を行うことを少しでも楽しく感じられるような工夫をしましょう。

アプリを利用したり、同じ目的を持つ友達と一緒に行ったりすると、毎日の日課も楽しく感じられるようになります。辛いだけの苦行を行っているという意識は、目標達成の阻害になります。

楽々できることを行っても達成感を得られませんが、あまりにも辛いと感じるようなものは出来るだけ控えるようにしましょう。適度に辛く、でも楽しい、これがポイントになります。

自分のためにやっていることを自覚する

自分のためにやっていることを自覚する

誰のためでもない、自分のためになることをやっていることをしっかり自覚しましょう。挫折しそうになったら、これを完遂することにより得られることに思いを馳せ、初心をそのままキープするように努力してください。はじめたことを中途で断念したとしても、さほど害があるわけではないと考えることはやめましょう。

一度決めたことを途中で断念するたびに、目標までの道のりはさらに遠のきます。中途で物事を断念することのデメリットを十二分に理解し、三日坊主は自分のためにならないということを心底から理解するようにしましょう。

飽きやすい性格は地道な努力を

地道な努力の重要性

地道にコツコツと努力することの重要性を理解しましょう。毎日行えることは大したことではなくても、これを継続して続けることにより大きな成果を得ることが出来ます。途中で挫折してしまうと、毎日行ってきた自分の努力は台無しになります。

継続こそ力なりという言葉通り、毎日の小さな努力の積み重ねにより、一定期間が過ぎるとその成果が目に見えるようになります。成果が目に見える前にやめてしまっては、それまでに行ってきた努力を自ら打ち消すだけ。たとえ目に見えなくても、毎日努力している、それ自体に意味を見出すことも重要です。

まとめ

飽きやすい性格、三日坊主からの脱却に向けて考えるべきヒントをまとめてみました。三日坊主の悪いくせがついてしまうと、何をやっても途中で投げ出すような、いいかげんな性格の人と思われかねません。何事も自分で決めたことを最後までやり遂げるには、粘り強い精神力や継続していく力などが問われます。

また自分自身で決めたことを続けていくことにより、自分に対する自信も生まれ、今後の活力にもなります。三日坊主という不名誉な形容詞を返上し、何事も最後の最後までやり遂げられる責任ある人間を目指しましょう。