あなたの周辺に「だらしない」と感じる人はいませんか?異性にだらしない人、だらしない所作をする人など、いろんなタイプがいらっしゃると思います。
だらしないと感じてしまうのには、ある要素をその人が持っているからです。注意深く観察すると、だらしない人にはある共通点を発見することができます。そしてそれは、ほんのちょっとのことでもあるのです。
ちょっとした間違いのために、あなたがだらしないと思われることがないよう、だらしない人の共通点を探っていきましょう。
だらしないとは?
ひとくちにだらしない人と言っても、そのタイプはさまざまです。そもそも「だらしない」とは、どのようなことを指すのでしょうか。
だらしないとは、きちんとしていないこと、整理されていないこと、節度がないこと、締まりがないこと、気力や根性がないことを言います。
語源は「しだらない」という言葉で、自堕落という言葉が訛ったという説や、ふしだらという言葉が関係しているという説など、さまざまあります。いずれにせよ、だらしないという意味にあまり良い要素はないと言えるでしょう。
見た目のだらしなさ
だらしなさは、大きく分けてふたつに分けられます。それは、見た目のだらしなさと、性格のだらしなさです。まずは見た目のだらしなさについて見ていきましょう。
見かけがだらしないという人には、自分の恰好やスタイルに無頓着という共通点があります。明らかに顔を洗っていないとわかる、目やに。寝癖のままの髪形。アイロンがかけられていないヨレヨレのシャツ。目立つ汚れや、色あせなどもだらしなさに繋がります。自分の恰好がだらしないかどうかは、公共の場に居られるかどうかを考えてみると良いでしょう。
結婚式や、会社の行事、会食などピリッとした雰囲気の場所や、ハレの舞台でそのような恰好はふさわしくありません。極端なイメージではありますが、そのままの格好でその場に行けないと思ったのなら、どこかにだらしなさが存在していると言えるでしょう。
だらしない体とは
見た目のだらしなさは、服装だけに限ったわけではありません。体型もだらしなさに繋がります。だらしない服装や身なりをしている人のほとんどが、がりがりに痩せていたり、ぶくぶくに太っていたりすることがほとんどです。
それは、「自分の体形に対して無頓着」ということの表れでもあります。ベルトに乗ったお腹のお肉や、二重あご、きつそうなパンプスに、窮屈そうなネクタイを見ると、だらしない人というだけでなく、「自己管理ができていない人」と見られる可能性があるでしょう。
社会人にとって、体型が極端に偏っている場合は、あまり良い印象に繋がりません。就職の面接においては、体型で自己管理能力の有無を判断することもあるほど、シビアなものです。
最近全身を鏡で見ていなかったという方は、だらしない体型になっていないか、今すぐチェックしてみましょう。
女性はメイク、男性は汚れには注意を
見た目のだらしなさにおいて、もうひとつ注意していただきたいのが、女性の場合はメイク、男性の場合は汚れです。女性の場合、メイク崩れを放置しておくとだらしない人に見られてしまいます。
ヨレたファンデーションをそのままにしていたり、色が取れた口紅を放置したりしておくと、幾らきちっとした服装をしていてもだらしなく見えてしまいます。
また、男性の場合、シャツの襟や袖の汚れには注意するようにしましょう。ちょっとしたときに黒ずんでいたり、黄ばんでいたりするのが見えると、一気に不潔でだらしない印象を持たれてしまいます。見落としがちな部分だからこそ、きちんと対処しておくようにしましょう。
性格におけるだらしなさ
見た目のだらしなさについてご紹介しましたが、次は性格におけるだらしなさについてご紹介していきましょう。性格がだらしないと言われる人に共通するのが、「自己中心的な性格」です。
だらしないというのは、究極のマイペースでもあります。他人にどう思われようが構わないという気持ちは、周りの人への配慮が欠けており、自分さえよければよいということでもあります。
性格においてだらしないと言われる人の行動には、どんなものがあるのでしょうか。
お金にだらしないタイプ
お金にだらしない人というのは、軽度の人もいれば重度の人もいます。小銭の貸し借りをすぐに忘れてしまう人なら、周囲からの注意で修正できる部分もあるでしょうが、給料や生活費の大半をギャンブルにつぎ込んでしまうような人は、お金のだらしなさが重度に達していると言えるでしょう。
ちょっとの遊びのつもりが、ギャンブルにハマってしまい、次から次へとお金をつぎ込んで負け、それでもまだ勝てると信じてお金をつぎ込んでしまいます。
ギャンブルにハマると、金銭感覚がマヒしてしまうため、少しでも当たった時には、今までの負けが全てチャラになったような気になります。しかし、実際は赤字であることがほとんどです。金銭感覚が曖昧になり、だらしなくなるからこそ、ギャンブルを続けられると言っても良いでしょう。
お酒にだらしないタイプ
お酒をとことん飲んでしまう。休刊日が必要とわかっていても、つい毎日飲んでしまう。実は、お酒にだらしない人というのはたくさんいらっしゃいます。お酒にだらしなくなってしまう人には、何かしらのストレスを抱えているという共通点があります。
毎日ストレスを抱えている中で、自分の気持ちをリセットするためにお酒に手を伸ばしてしまうのです。ストレスが強い人ほど、お酒を程よく抑えたり、飲みすぎないようにしたりすることができません。
パーッと忘れたい!というお酒の飲み方が連続してしまう人は、ストレス過多になっている可能性があるので、違う発散方法を取り入れたり、ストレスを根本から見直したりしていく必要があると言えるでしょう。
異性にだらしないタイプ
身なりもきちんとしているし、お金の管理もしっかりしていて仕事もバリバリこなせる。そんな人なのに、異性に対してだらしないという場合があります。
恋人がいるのに、他の異性と遊んだり関係を持ったりすることで、いつもトラブルを発生させてしまうのです。異性にだらしない人の共通点としては、寂しがり屋であると言えるでしょう。
1人からの愛情だけでは物足りず、不特定多数の人から求められることを欲するため、異性にだらしなくなってしまうのです。また、幼いころに両親が離婚していたり、若い頃に恋人に浮気されたりしたことから、心に傷を抱え、同じような行為を繰り返してしまう人もいます。
ただ、男性と女性では、異性へのだらしなさの傾向も違うようです。男性の場合、肉体関係を求めて異性にだらしなくなることが多いですが、女性の場合精神的な安定を求めて異性にだらしなくなることが多くあります。同じだらしなさでも、男女によって傾向が異なることを知っておきましょう。
まとめ
だらしない人の共通点についてご紹介しました。だらしない人の共通点としてまとめるなら、「自己中心的」という言葉がピッタリです。
自己中心的だからこそ、身なりが乱れていても自分が良ければそれで良しになりますし、自分が楽しければよいと、新しい異性と関係を持ったり、お金を使い続けたりします。
ちょっとした違いで、あっという間にだらしない人に傾いてしまいますので、だらしない人の共通点を知り、きちんとした人からはみ出ないように気を付けましょう。