プライベートの付き合いや職場での人間関係でも、知らないくせに知ったかぶりをする人って多いですよね。知らないなら知らないと素直に認めればいいのに、知ったかぶりをして会話に参加してくる人は周囲にとっても興ざめです。さらに職場の場合は知ったかぶりをされると仕事に支障をきたすこともあるのでますます厄介です。ここではそのような知ったかぶりをする人の特徴や心理のあるあるを紹介します。
- 1. 話の腰を折るのを恐れすぎ
- 2. 話の中心にいないと気が済まない悲しい性
- 3. 自我がないのでハブられたくない気弱な性
- 4. 無知で恥をかいたトラウマの過去
- 5. 物知りキャラを演じきっている
- 6. ぼんやりした相槌で乗り切ろうとするけどバレバレ
- 7. 他人へのレッテル貼りは本当に迷惑
- 8. 知ったかぶりしすぎていざという時の質問の仕方がそもそもわからない
- 9. 知ったかぶりがバレないように下手な嘘を重ねてドツボに
- 10. 流行りの有名人をデビュー前から知っていましたアピール
- 11. 敢えて逆張りして知識人を気取る
- 12. Wikipediaの閲覧履歴が多すぎ
- 13. その意見、有名人の受け売りだってバレてます
- 14. 本当に詳しい人の登場にタジタジ
- 15. 突っ込まれるといきなり寡黙に。詳しいんじゃなかったの?
- 16. その専門用語いる?覚えたてのワードを連呼しないで
- 17. 一度見ただけでエキスパートになれるの?
- 18. 結局仕事であてにされない末路
- 19. 「え~そんなことも知らないの~?」はご法度
- 20. 真に受けるとこっちまで知ったかぶりになるので要注意
- 21. 知ったかぶりからの逆ギレにはご注意を
- まとめ
1. 話の腰を折るのを恐れすぎ
知ったかぶりをする人がかっこつけていてプライドが高いのは事実です。しかしそれだけではありません。実はみんなが同じ話題で盛り上がっているときに「え、その芸能人知らない。」とか「それどういう意味?」と聞いて話の腰を折るのが怖いという気弱な理由もあります。同調したい欲求が強いのに、素直に質問する勇気がないことが知ったかぶりの発端になっているので実は気が弱い一面があることも考慮してあげる必要があります。
2. 話の中心にいないと気が済まない悲しい性
知ったかぶりをする人は話題の傍観者になることを異様に恐れます。自分が話の中心に入っていないと置き去りにされたような気分になるのが、そもそも知ったかぶりをして話題についていってしまう原因です。
一度の話題くらいスルーして、傍観者として聞き役にまわっても、次回からその聞いた内容をもとに少しずつ会話に参加したっていいはずです。ところが、手抜きをして常に最初から話の中心に入ろうとするので知ったかぶりになってしまいます。
3. 自我がないのでハブられたくない気弱な性
自分自身のブレない性格や、自信をもっているキャラクター像を持っていない人は知ったかぶりになりやすいです。つまり、その場の会話に常に参加し続けていないとハブられてしまって孤立するのでないかという恐怖感からついつい知ったかぶって会話に無理に乱入してしまうのです。逆に、「自分はこの話題を知らなくても関係ない。」「他に自分の得意分野がある」と自信を持っている人は知らないことは知らないで恥とは思いません。
4. 無知で恥をかいたトラウマの過去
知ったかぶりをする人はたいがい過去に、無知が原因で恥をかいたトラウマを持っています。子供の頃に、みんなが見ているアニメの話題に入っていけずにバカにされたとか、大人になってからみんなの前の仕事で恥をかいたなどです。無知で恥をかくくらいなら、多少無理してでも知ったかぶりをするほうがその場を乗り切れるといつの間にか習慣になってしまっています。
5. 物知りキャラを演じきっている
知ったかぶりをする人のほとんどは自分が知ったかぶりだという自覚がありません。実は本人は本当に詳しいつもりなのです。いろいろな場面でにわか知識やあやふやな知識を披露してくると、周囲の人も空気を読んで関心して見せます。その繰り返しで、知ったかぶりをした結果褒められた、感心されたという経験に酔ってしまっています。結果的に自分でも物知りキャラを演じきっていて、知ったかぶりの自覚がないのでますます新しいことをもっとよく尋ねて覚えようとしなくなるという悪循環に陥っています。
6. ぼんやりした相槌で乗り切ろうとするけどバレバレ
知ったかぶりの人は、どうとでも取れそうなぼんやりした相槌が得意です。「たしかに。」「まあ、そうだね。」「そういう観方もあるね。」「ウケる~。」などなどです。具体的に話題に参加していないし、何も言っていないのに、元からよく知っていた風に聞こえる相槌は知ったかぶりにとって便利です。具体的に掘り下げているわけではないので、ボロが出る心配もありません。実際は第三者から見るとバレバレです。
7. 他人へのレッテル貼りは本当に迷惑
流行の話題、教養に対する話題での知ったかぶりはまだ直接の被害者がいないのでマシです。しかし知ったかぶりの中でも、他人に対する知ったかぶりは迷惑です。例えば、「あいつは面食いだからなあ。」「彼はひとりで抱え込むところがあるから。」「あいつ学生時代は粋がっていたから。」と他人にレッテルを貼る類の知ったかぶりです。他人のことをよく知っている風に知ったかぶると、その人と仲が良い、内面をよく観察できる立派な人的な評価が得られて上に立てるという魂胆かもしれませんが、知ったかぶりによる人格に対するレッテル貼りは本当に迷惑です。
8. 知ったかぶりしすぎていざという時の質問の仕方がそもそもわからない
知ったかぶりの習慣が長期化すると、ますます知ったかぶりを助長します。というのは、知らないことが出てきたときにどうやって質問すればいいのかわからなくなるからです。
普通の人は、会話が一区切りした時にちょっと聞くとか、素直に最初に門外漢なことを宣言して他の人から知識を分けてもらいます。ところがとっさに知ったかぶりをすると、当然知っているものとして会話が進み知識は分けてもらえません。しかも質問をすれば自分の物知りキャラが崩れてしまうのでプライドが許しません。結果として一時の知ったかぶりは、その後ますます知ったかぶりを助長することになります。
9. 知ったかぶりがバレないように下手な嘘を重ねてドツボに
知ったかぶりをする人は、その後知ったかぶりがバレないようにするために下手な嘘を重ねることになります。よくあるのは身近に業界人がいたから聞いた話、音楽やスポーツ、政治の専門家から直接聞いたという話です。実際は全部ネットの受け売りだらけなのですが、つじつまを合わせるために嘘を重ねた結果、知ったかぶりの人の周りはなぜか専門家だらけという状況になってドツボにはまります。
10. 流行りの有名人をデビュー前から知っていましたアピール
有名人関連で一番多い知ったかぶりは、有名になる前、デビュー前から知っていましたアピールです。大ヒットしたミュージシャンの話題になれば、「インディーズ時代から聞いていたけど、売れ筋狙いの作風になったよね。昔はもっと尖っていたのに。」と始まり、人気のアイドルなら「デビュー当時のほうがかわいかったのに今は垢ぬけてどこにでもいる顔になったね。」と始まります。
11. 敢えて逆張りして知識人を気取る
知ったかぶりの人は世の中の意見に敢えて逆張りする特徴があります。人気者の芸能人を敢えて批判してみたり、政治的な話題には常に斜に構えたスタンス、流行のお店の味は必ず批判します。実際は例によってネットで見ただけで実際はよく知らないのですが、逆張りすることですべてを知ったうえで批評しているように見える効果を狙っています。もちろん深く突っ込まれるとボロがでるのですぐわかります。
12. Wikipediaの閲覧履歴が多すぎ
知ったかぶりをする人のお気に入りサイトはもちろんWikipediaです。わからない言葉、固有名詞をすぐにWikipediaで調べて身に着けようとする姿勢はもちろん素晴らしいのですが、問題はWikipediaを斜め読みしただけなのに知ったかぶることです。WikipediaやGoogle検索上位に出てくる情報はほんの一部で偏っていることもあります。それなのにもっと深く掘り下げようとしないので、知ったかぶりの知識になってしまうのです。
13. その意見、有名人の受け売りだってバレてます
知ったかぶりの人の社会問題、政治的意見を聞いているとどこかで聞いたことがあるとすぐ気づきます。
その日のネットニュースやテレビに出た有名人やコメンテーターの言葉をそのまま受け売りで話しているからです。受け売り自体は別にいいとして、それをそのまま自分が物知りな体で得意げに知ったかぶるので「この人、浅いなあ。」と周囲は興ざめしてしまいます。
14. 本当に詳しい人の登場にタジタジ
知ったかぶりをする人は、そのあとで本当に詳しい人が登場するとタジタジになるので見ていると痛快です。「この曲のコード進行はさあ…」と知ったかぶりを始めたところで、聞き手の中に本物の音楽経験者がいることが判明したとたんに、「いや、俺はちょっと齧っただけだから」とトーンダウンするのは第三者が見ていて面白いです。
15. 突っ込まれるといきなり寡黙に。詳しいんじゃなかったの?
映画の会話で「タランティーノの作品いいよね!」と知ったかぶって最初は盛り上がっていても、みんなが好きな作品を挙げ始めると突然話の輪からすっと外れて寡黙になります。最初に監督作品をたくさん見ている体で知ったかぶったものの、突っ込まれるとボロが出るからです。知ったかぶりの人はそういう時に限って自分に話題を振られないように気配を消しています。
16. その専門用語いる?覚えたてのワードを連呼しないで
知ったかぶりの人は覚えたてのワードを連呼しがちです。カタカナのビジネス用語、流行語は使ってみないと気が済まない、しかも他の人より先に使い始めていたという実績が欲しいのでとにかく連呼します。結果的に職場は専門用語だらけになり、日常会話も無駄に業界用語が飛び交い、周囲はうんざりです。
17. 一度見ただけでエキスパートになれるの?
知ったかぶりの人の「詳しい」は「見たことある」程度です。マイナースポーツ、音楽ジャンル、海外の国の観光など、あたかもエキスパートのように語りますが実績を聞いてみると、スポーツイベントを観戦したことがある、ジャズバーに行ったことある、観光で1回いったことある程度なことがわかります。
18. 結局仕事であてにされない末路
知ったかぶりの人はプライベートでは見過ごされてスルーされていても、仕事ではあてにされません。
仕事上で、わかっていると思って依頼した仕事ができてこなかったら大問題です。知らないなら知らないと言ってくれないと上司も仕事相手も頼みづらいし、知らないことを質問してくれないと他の人とどんどん差が開きます。このような繰り返しで知ったかぶりの人は仕事では特にあてにされません。プライベートはともかく仕事で知ったかぶりは禁物です。
19. 「え~そんなことも知らないの~?」はご法度
知ったかぶりの性格になる原因は、上にも挙げたように過去の失敗のトラウマや高いプライドから来ています。なので知ったかぶり傾向のある人に対して、「え~そんなことも知らないの~?」と無知をからかうようなコメントをしてはいけません。こちらの想像以上に傷ついたり、人格否定されたレベルに悩んでしまうかもしれません。
20. 真に受けるとこっちまで知ったかぶりになるので要注意
知ったかぶりの人が周囲にいるときは、こちらも引っ張られないように気を付ける必要があります。知ったかぶりを真に受けてこっちもそれを他の人に話してしまうと、自分まで知ったかぶりだと思われます。物知り風に話すのでついつい真に受けてしまいがちですが、知ったかぶりの性質が伝染してしまわないように気を付けましょう。
21. 知ったかぶりからの逆ギレにはご注意を
知ったかぶりの人の無知を責めるのは、傷つくからご法度ですがそれ以外に逆ギレされる可能性もあるので要注意です。知ったかぶりの人にとって無知を暴かれるのはとても危険なことです。そこで突っ込まれるとムキになって反論します。
「このアーティストはデビュー前から知ってた」という発言に対して「最初にライブ行ったのいつ?」「ねえねえ最初はどこで知ったの?」と突っ込んだだけで「うるせえな!もうファン辞めたし!忘れたよ!」といきなりキレられます。
まとめ
知ったかぶりする人あるあるを思い出して見るとすべては本人の知らない=恥という極端なプライドからくる行動だということがわかります。だれでも知らない、わからないこと、ついていけない話題があるのが当たり前なのに、いちいち知ったかぶりをするので周囲が巻き込まれて迷惑をこうむります。
知ったかぶりの人と付き合う時は、付け焼刃の知識を披露されてもスルーしたり、仕事で分かった口をきくときにはきちんと否定するなど、周囲が知ったかぶりの人に引っ張られない意識が必要になります。また、自分自身も知ったかぶりの仲間入りにならないように、わからないことは素直に質問したり、無理して話題についていこうとしないブレない気持ちを持つようにしましょう。