大した悩みもないはずなのに、何かそわそわしてしまう。いつも何かしらにそわそわしている。落ち着きたいと思っているのに、なぜかそわそわを解消することができない。
そんな時、ありませんか?そわそわするのには、何かしら原因があるはずです。さまざまな法則が作用したことで、そわそわは引き起こされていきます。
心穏やかに過ごすためには、そわそわの法則を知り、適切に対処していくことが必要です。そこで、そわそわの法則や、細かな対処方法について、幅広くご紹介していきましょう。
そわそわとは?
そわそわの法則を知る前に、まずそわそわした状態が何かを知っていきましょう。そわそわするというのは、落ち着きがないということです。
心臓がドキドキしたり、手に汗をかいたり、じっと座っていることができなくなったりします。人によっては、お腹が痛くなったり、頭痛が伴ったりすることもあるようです。
また、時計の針がなかなか進まない感覚になる、逆にどんどん時間ばかりが過ぎていくということがあります。
ウキウキとそわそわの違いとは
そわそわの症状は、客観的に見ればウキウキしていることと共通している部分が沢山あります。ホームパーティーを開いて、友人が到着するのを待ちかねたそわそわは、楽しい時間がもうすぐやってくることが待ちきれないというもので、どちらかと言えば、ウキウキした要素が強いと言えるでしょう。
しかし、問題なのはいつも通りに生活しているのに、理由もなくそわそわしてしまうことです。嬉しい気持ちはなく、不安だけが募っていきます。
つまり、そわそわする作用には、不安などの心の影響が関係しているのです。
落ち着かないそわそわする
人が、そわそわするのにはさまざまな法則があります。そわそわする法則としては、緊張や不安が強く影響し、そのような症状が生まれてくると言えるでしょう。プレゼンで、自分の順番が回ってくるまで、落ち着かずにそわそわしてしまう。
プロポーズをしたいけれど、相手がどんな反応をするのかわからないので、緊張してそわそわしてしまう、など、何かを表現するときにそわそわしてきます。このそわそわは、正常な反応です。
発表する機会があり、それに対する自信がない場合、失敗するのではないかという不安がそわそわを引き起こしてきます。
全般性不安障害では?そわそわが消えない
発表や自己表現する機会がある場合、緊張や不安からそわそわしてしまうのは、正常な反応です。発表が終わりさえすれば、そわそわは解消するのがほとんどです。
しかし、中にはそわそわをコントロールすることができない人もいます。そのような人は、何が影響しているのでしょうか。
理由もなくそわそわする法則には、心の病気が関係している可能性があります。理由もないのにそわそわが続くのは、全般性不安障害と診断されることが多いでしょう。
全般性不安障害は、そわそわする期間が長く、その理由を特定できず、心や身体に影響を及ぼす病気です。では、具体的にどのような症状が現れてくるのでしょうか。
全般性不安障害の症状
そわそわする法則がわからない、そわそわする期間が長い場合、全般性不安障害の可能性があります。全般性不安障害は、何かに不安や緊張を感じた状態が、半年近く続くことを指します。
何かに集中しようとしてもすぐに気が散ってしまったり、筋肉がこわばったりして全身に疲労感が出たりします。
症状が進行すると、睡眠がうまく取れなくなって来たり、日常生活がスムーズに過ごせなくなったりすることもしばしばあります。そわそわする症状が続く場合は、まず心療内科を受診してみると良いでしょう。
一時的なそわそわの対処法
そわそわする法則がわからない、そわそわする期間が長い場合は全般性不安障害の可能性があるため、心療内科を受診して治療した方がオススメです。
しかし、そわそわする法則がわかり、短期間ですぐに解消する人もいらっしゃるでしょう。ただ、いつもそわそわしてしまう人にとっては、できるだけそわそわは早めに解消したいものです。そこで、一時的なそわそわを和らげる対処法をご紹介していきましょう。
腹式呼吸でリラックス
一番簡単な方法としては、腹式呼吸がオススメです。
腹式呼吸をすると、自律神経をコントロールしやすくなり、副交感神経が優位に働き、リラックスしやすくなります。そわそわの不安や緊張をゆっくり腹式呼吸することで、少しずつ和らげていきましょう。
パーフェクトを目指しすぎない
いつもそわそわする法則を持っている人は、パーフェクトを目指しすぎている可能性があると言えます。例えば、プレゼンの直前にいつもそわそわしてしまう人は、プレゼンを100%成功させたいという気持ちが強いから、そわそわしてしまうのです。
パーフェクトを目指すことは悪いことではありませんが、結果的に緊張や不安が影響し、思ったような成果を得られないこともあるでしょう。
そこで、オススメなのがパーフェクトよりも、自分の力を100%出すことに切り替えるということです。一見、同じように感じるかもしれませんが、パーフェクトを目指すことと、自分の力を100%出すことは違いがあります。パーフェクトを目指す人の場合、自分の実力以上の成果を求めているため、不安が生じ、そわそわしてしまうのです。
しかし、やるべきことはやり、自分の力を信じることができたなら、100%の力を出すことに集中してさえすれば、パーフェクトな結果を生み出すことができるのです。
準備不足や、努力不足をどこかで感じていると、パーフェクトを達成できないとどこかで考えてしまいます。その隙間をきちんと埋めておけば、ムダにそわそわすることは無くなるでしょう。
別のことに集中する
自分が何にそわそわしているのかわかっていても、なかなかそわそわを解消できない人もいます。深呼吸をしても落ち着かない、自分の実力にも自信がないのでは、そわそわは一向に治まることはありません。
そんな時は、別のことに集中してみてはいかがでしょうか。そわそわする原因以外のことでしたら、何でも構いません。手相の1本1本を数えることでも良いのです。
また、食事に集中したり、飲んでいるものに集中したりするのも良いでしょう。そのことばかり考えてしまうから、そわそわしてしまうので、別のことに集中して気持ちの切り替えを測り、リフレッシュをすることが大切です。
紙に書いて気持ちを整理
そわそわしている原因は分かっているけれど、うまく気持ちの整理をつけることができないという方は、そわそわしている法則を紙に書きだしてみると良いでしょう。
そわそわしている自分を中心に書き、何が影響しているのかを書き出して行くのです。頭では把握しているつもりでも、理解できていないこともあるため、紙に書きだしてアウトプットすることで状況を整理することができます。
また、紙に書いたことを目で見ることで、理解は一層深まるため、解決策を見出しやすくなるのでオススメです。頭が混乱してきたな、と感じたときは紙に書きだして頭と心の理解を努めるようにしましょう。
まとめ
そわそわする法則・原因と、対処方法についてご紹介しました。そわそわするのには、さまざまな理由があり、人によって症状の現れ方はいろいろあります。
そわそわが長引いたり、原因がわからなかったりした場合は心療内科を受診しましょう。そわそわが短期間で原因もわかっている場合は対処法を実践してそわそわを少しでも早く解消していってください。