自分がやりたいことを行っている人がまぶしく見えることはありませんか。そういう人は特別な才能や環境に恵まれた人だから、あるいは運がいいから夢をかなえられたのでしょうか。

漠然とやりたいことはあるのに具体的に何をしたらよいかわからない、気力が出なくて行動できないという人は、とくに隣の芝生が青く見えることでしょう。また動けない自分を情けなく感じて責めることで、ますます気持ちがつらくなってしまうこともあるでしょう。

やりたいことが漠然としすぎていると、手が届かないと無力感を感じてしまいます。「やりたいこと」を「できること」に変換するための3つの思考と6つのステップをご紹介します。

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やりたいことを具体化するために今すぐやめるべき3つの思考習慣

モヤモヤに蓋をする

モヤモヤに蓋をする

今の仕事は本当に私のやりたいことじゃない、本当にやるべきことは別にある、そう感じてモヤモヤすることはありませんか。あまり深く考えると夢に向かっていない自分が苦しくなるので、考えないようにしている人もたくさんいると思います。

しかし、このモヤモヤに蓋をしても、いつかモヤモヤは大きくなって、ひどい形で爆発するかもしれません。それよりも、早めにモヤモヤに向き合ったほうが、早く夢に近づけるはずです。

できない理由を挙げる

できない理由を挙げる

「映画を作りたい」という漠然とした夢があるとします。やりたいことを実現する人は、夢に向かって何ができるかを具体的にリスト化し始めます。しかし、たいていの人はそれができない理由を挙げていきます。お金がない、食うための仕事で忙しいから余裕がない、自分には才能がない、親が反対しているなどなど、挙げればきりがありません。

今すぐできることは、まずできない理由を考えるのをやめることです。できない理由を挙げながら、多くの人は「条件が整ってさえいれば自分はできるはず」という小さなプライドを守っているのです。

行動すれば、夢に対する自分の能力が見えて落ち込んだり、他人から批判されるかもしれません。しかし、行動することによって、夢と現在の自分の距離はわかります。それなしには、夢への第一歩は踏めません。

ゼロか百かという考え方

ゼロか百かという考え方

映画が好きなら映画監督かトップ俳優、アイドルならトップアイドル、会社経営なら社長、どれも野心が感じられるすばらしい目標です。

しかし、目標を高く狭く絞りすぎて、トップになれないならアイドルなんてやらないほうがましというような考え方をしていると、ほんの一握りの人にしかやりたいことをやる可能性は開かれません。

もちろん、トップアイドルになるための投資や努力を惜しまず行動できる人はどんどんやるべきです。しかし、やりたいことに向かって行動できずに足踏み踏んでいる人は、まずこのゼロか百かといった極端な考え方をやめて、アイドルになるための間口を広げることが大事です。

やりたいことを具体化するための6つのステップ

STEP1 モヤモヤに向き合う

モヤモヤに向き合う

思い切ってこのモヤモヤに向き合うことから始めましょう。自分はなぜモヤモヤするのか、具体的に書き出してみましょう。

得意なことを生かせる仕事がしたいのに、今の仕事は全く違うことばかりで焦っているのか、好きな仕事に手が届くのに生計を立てられるか不安で動けないのか、飾らずに率直に書き出しましょう。中には、上司の自分に対する過少評価が不満なだけで、今の仕事にはやりがいを感じていると気づく人もいることでしょう。

自分の気持ちに向き合った結果、現状維持が得策だと気づく人もいるでしょう。その気づきによってモヤモヤが解消されるなら、それはそれでOK、第一ステップで終了してもよいのです。

STEP2 やりたいことを分析する①―キーワードを書き出す

やりたいことを分析する①―キーワードを書き出す

モヤモヤの理由がわかったら、次に、やりたいことを具体的に分析してみます。まずはやりたいことにまつわるキーワードをたくさん挙げてみましょう。

漠然と「映画」がやりたいことならば、「監督」、「俳優」、「制作」、「脚本」、「撮影」といったように関連キーワードをとにかく書き出します。

さらにそれらから派生するキーワードを書き込んでいきます。「俳優」なら「主役」、「味のある名わき役」、「アクション」というように、思いつくままに発想を広げます。その中でピンとくるキーワードには印をつけておきます。

STEP3 やりたいことを分析する②―自分が満足できるゴールを描く

やりたいことを分析する②―自分が満足できるゴールを描く

気になるキーワードが「映画監督」であったとしても、その在り方や方法は様々です。それらを具体的に書き出して、どれが自分の欲求に合致するか、考えてみましょう。

1 職業として映画監督になって、多くの人に認められたい

2 監督にはあこがれるが、とりあえず映画制作会社に入って現場に携わりたい

3 大学や専門学校で、映画制作を一から学びたい

4 映画は好きだけれど仕事にするのはちょっと違う。別の仕事をしながら、週末に自主製作フィルムを仲間と作りたい。

5 映画を撮るよりも、好きな監督作品を見て批評するほうが向いている。ライターになって趣味や仕事で映画批評を書きたい。

ここまで具体化できれば、ゼロか百かではなく、自分なりにできそうなことが見えてきませんか。

STEP4  実現のためのステップを計画する

実現のためのステップを計画する

自分なりのゴールを絞り込めたら、それを実現するために何をすべきか、段階を追って考えます。この時に、とりあえずでもよいからゴールの期限も定めます。

〇歳までにフィルムフェスティバルに作品を出して賞をとると決めたなら、やるべきことを洗い出して計画します。脚本づくり、資金集め、キャストやスタッフ探し…、書いてみると思った以上にやるべきことがありすぎて、しり込みするかもしれません。

しかし、やりたいことを実現している人は、ゴール目指してこのようなステップを1つ1つクリアしている人なのです。

STEP5 やりたいことに前向きに取り組む人とつきあう

やりたいことに前向きに取り組む人とつきあう

やりたいことをできない理由を挙げるのをやめることが大事だと書きましたが、これは自分だけではなく、つきあう人にも当てはまります。前向きに取り組む気持ちを阻害するようなことを言ってくる人よりも、同じ夢に向かっている人、やりたいことは違っても前向きに取り組んでいる人とつきあうことをおすすめします。

足を引っ張る人よりも背中を押してくれる人が、前に進みたい気持ちを加速してくれます。また、あなた自身が足を引っ張る言葉を話すのをやめ、自分や人の背中を押すようになれば、それを求めて前向きな人が周りに集まってくるでしょう。

STEP6 軌道修正しながら行動する

軌道修正しながら行動する

ゴールに向かって猪突猛進と行きたいところですが、現実には脱線したり障壁にぶち当たることもあるでしょう。そこで折れて引き返さずに、軌道修正しながら進みましょう。

大事なことは、自分でゴールを描けているということです。そのゴールのイメージさえあれば、脱線しようが障害物があろうが、時間がかかってもやりたいことに向かって進んでいけます。

今、ここからスタートしよう

動くことで自信をつかむ

動くことで自信をつかむ

やりたいことに向かって動くことで、自分の力不足やゴールまでの遠い道のりを感じて途方に暮れることもあるでしょう。しかし、それでもちゃんと一歩は踏めていますし、何より、小さくてもやりたいことができている自分を認めましょう。力不足なら、それを補う計画を組み込むなど、軌道修正をすればよいのです。

やりたいことをやれているという自信は、ゴールに到着して初めて身につくものではありません。ゴールに向かって動く、その積み重ねの中で蓄積していくものです。

Uターンではなく、車線変更もアリ

Uターンではなく、車線変更もアリ

Aさんは通訳になりたかったけれど、事務職に就きました。しかし、実際の仕事は大好きな語学とは無関係なことばかりで、やりたいことがあるのにできないモヤモヤを抱えています。

このような場合、Aさんは転職するかあきらめるしかないのでしょうか。転職のように大きく方向転換するには就職活動、実力や実績の不足、給与の低下、希望の職に就ける保証はないなど、様々なリスクが伴います。

しかし、あきらめか転職かというような、ゼロか百かの考え方を変えてみましょう。Aさんは海外の取引先との電話対応、レターの作成などがあれば、本業に差しさわりのない範囲で引き受けますと周りに宣言してみました。英語が苦手な人はたくさんいるので、Aさんを頼る人も出てきます。

その時にうまく対応できれば、小さくてもそれが実績になり、Aさんの英語力を信頼して仕事を頼む人も増えてきます。「通訳」という肩書にこだわって方向転換せずに、ゆるやかな車線変更でやりたいことを実現することも可能なのです。

期限を決めて計画する

期限を決めて計画する

現状を大きく変えずに車線変更でやりたいことを実現できる例も示しましたが、方向転換が必要なケースもあるでしょう。Aさんがどうしても「通訳」というゴールをあきらめきれずに勉強したい場合は、様々なリスクに現実として向き合わねばなりません。

学ぶには資金が必要ですし、現在の正社員のポジションを維持することはできませんが、もし通訳になれなかったときに今のような安定した職が見つかるとは限りません。

そんな場合は、ゴール到達までの期限を決めて、やるべきことを逆算して計画してみましょう。いつまでに、何を達成せねばならないかの目標がより明確になり、やりたいことに向けて具体的に動かざるを得ない状況を作ることができます。

気がついたらやりたいことをやっていた!

気がついたらやりたいことをやっていた!

やりたいことに向かってここまで動くAさんなら、当初に感じていた「やりたいことができていない」モヤモヤは、もはやどこかに吹っ飛んでいるはずです。

努力した結果、たとえ専属の通訳になれなかったとしても、動いて身につけた知識やスキル、自信があれば、自ら「通訳」を名乗ることもできるでしょう。

そんなAさんは、周りには「やりたいことをやっているまぶしい人」に見えることでしょう。運がいいわけでも、家庭環境に恵まれていたわけでもありません。モヤモヤに向き合い、行動することで、やりたいことに向けて動ける自分を手に入れたのです。

まとめ

やりたいことをやって輝いている人は、大きな目標を達成した人とは限りません。目標を達成する瞬間も大事ですが、それはお恵みとして降ってくるものではありません。目標を立てて、やりたいことに向き合い動いている時間こそが充実感の源なのです。

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