男性の嫉妬の類似する理由と特徴20選!女性以上に怖く複雑なのか?

男性の嫉妬の理由と特徴20選 人生

「嫉妬」とは、他人が自分より優れていたり恵まれていることを恨み妬むこと、あるいは自分の愛する対象の愛情が他に向くことを恨むことという意味があります。「嫉妬」という漢字には、両方の漢字に女偏(おんなへん)が使われていることからも分かるように、女性に多いイメージがあります。

しかし実際は、男性も嫉妬をしますし、場合によっては女性以上に怖く、複雑なこともあります。その男性の嫉妬の理由10個と特徴10個、合計20のポイントをご紹介します。

理由1:愛情から生まれる感情

愛情から生まれる感情

自分の愛する対象の興味や愛情が他に向くことに対して嫉妬する場合は、この感情が生まれる理由は愛情です。例えば、恋人に対して愛情があるからこそ嫉妬が生まれるのであって、そもそも愛情を感じていない相手に対しては、嫉妬の気持ちも生まれません。

理由2:相手の気持ちを思いやれない自己中心的

相手の気持ちを思いやれない自己中心的

愛情があればあるほど嫉妬は強くなりますが、逆に愛情があればこそ、相手を不快にしたり束縛するような言動は慎もうという気持ちも生まれます。

しかし、自己中心的な人や、相手の気持ちを思いやれない人は、自分の嫉妬の感情のみに焦点をあててしまいます。男性のほうが、このように子供っぽい性質が強く、相手の気持ちに共感する共感力が低いのです。

理由3:独占したいという気持ち・支配欲

独占したいという気持ち・支配欲

愛情から生まれる嫉妬は男女共通の感情ですが、男性のほうが相手を独占したいという気持ちが強いという点が異なります。これは、生物学的にオスのほうが支配欲・独占欲が強いためです。

また、男性のほうがプライド高く、相手に嫉妬をして独占したいという気持ちを認めたがらないため、男性の嫉妬は面倒なのです。

理由4:本能から生まれる感情

本能から生まれる感情

生物は共通して、自分の子孫を残したい、自分の遺伝子を残したいという本能があります。特に哺乳類のオスは、メスを独占したいという気持ちが他の生物より強くなります。

なぜなら、哺乳類の場合は、出産・子育てに多くのエネルギーが必要なので、自分以外のオスがメスに近づくことに対して、本能的に嫌悪感を持つのです。

理由5:劣等感が強い上下関係を気にするタイプ

劣等感が強い上下関係を気にするタイプ

男性が恋人に嫉妬する場合は、劣等感が理由となっていることがよくあります。恋人の周囲にいる男性や、親しく付き合う(付き合っているように見える)男性に対して嫉妬を感じるのは、その男性と自分を比較し、自分に自信がなかったり、自分が劣っていると感じることが原因となっています。

サル山の中でのオスの順位(ヒエラルキー)争いのようなもので、男性は、他の者が自分より上か下かを常に気にするのです。女性は、一般的に、相手と対等であるという横並び意識が強いのです。

理由6:心配しすぎる!不安で仕方がない

心配しすぎる!不安で仕方がない

ものごとを悲観的にとらえたり、心配しすぎる男性は、恋人を他の男性に取られるのではないかと、あれこれ考えすぎて嫉妬深くなる傾向にあります。

心配しすぎて不安が強いのは、劣等感が強いことの影響も受けます。特に、自分の男としての自己評価が低い男性は、恋人と他の男性との何気ない会話でも、疑心暗鬼になることがあります。

理由7:事実を正面から受け止められない。プライドが高い

事実を正面から受け止められない。プライドが高い

男性のほうが女性よりもプライドが高いため、自分が恋人にとって一番の存在であることを求めがちです。また、プライドが高いと、自分が嫉妬をしているという事実を正面から受け止められません。

他の言葉や行動でごまかしたり、相手に責任転嫁したりして、自分のプライドを保とうとします。そのため、複雑な状況になるので、男性の嫉妬は怖いのです。

理由8:他者との比較から生まれる感情

他者との比較から生まれる感情

他人が自分より優れていたり恵まれていることを恨むという嫉妬が生まれる理由は、他者との比較からです。人間を含む生き物は、同じ空間に生存する他の生き物と、能力や境遇を比較しないと生きていけないのです。

人間以外にも、嫉妬の感情は確認されています。サルやネズミを使った実験で、ある個体においしい餌を与えたりかわいがったりすると、他の個体は、暴れるなどの嫉妬の行動を取るそうです。特に、オスのほうが男性ホルモンの影響で、他者と競争する競争心が強いのです。

理由9:職場における他者との比較

職場における他者との比較

職場において、他者との比較によって嫉妬が生まれる場合は、男性のほうがより強烈な嫉妬が生まれ、男の嫉妬が怖いと言われる状況になります。

なぜなら、男性のほうが自分の価値と、社会的地位や職場での成績と結びつける傾向が強いので、その分嫉妬も深いのです。また、職場という社会での自分の位置付けやヒエラルキーを気にするのも男性です。

理由10:不公平さから生まれる感情

不公平さから生まれる感情

職場に限りませんが、人間の社会は不公平にできています。同じ能力を持ち、同じ成果を上げたとしても、同じように評価されるとは限りません。

同僚など他の人がその能力や成果をきちんと評価されているのに、自分は同じように評価されない場合は、「不公平だ」という感情から嫉妬が生まれます。この感情も、職場での評価をより気にする男性に強く表れます。

特徴1:怒りの行動を取りやすいタイプ 暴力 暴言

怒りの行動を取りやすいタイプ 暴力 暴言

嫉妬という感情をどのように表現するかは、男女で違いがあります。女性の場合は、落ち込んだり悲しんだりする行動が多いのですが、男性の場合は怒りの感情が強く表れ、それが行動に表れるという特徴があります。

例えば、強い言葉で恋人を責めたり、暴力をふるったり、物を乱暴に扱って八つ当たりしたりというような行動につながります。恋人や夫婦間のDVも、男性の嫉妬が原因のことが多いのです。

特徴2:恥ずかしいという感情 言葉に表れにくい

恥ずかしいという感情 言葉に表れにくい

嫉妬の気持ちを言葉で表現するのにも、男女で違いがあります。女性の脳は言語中枢が発達し、自分の感情などを言語で表現するのが得意です。

しかし、男性は自分の感情を言語化するのが不得意であり、言葉よりも態度や行動に表すことが多くなります。自分が嫉妬していることを認めたくない、恥ずかしいという感情が根底にあることも影響します。

特徴3:素直に言葉に表さない

素直に言葉に表さない

男性は、言葉に表す場合でも、素直に嫉妬の気持ちを言葉にせずに、他の言い方でごまかす人が多いのです。

素直に嫉妬からの言動であることを認めたほうがうまくいく場合でも、プライドが高いために認めたがらず、余計にこじれたりします。そのため、男性の嫉妬が怖いのです。

特徴4:機嫌が悪くなる 冷たい態度を取る

機嫌が悪くなる 冷たい態度を取る

嫉妬を感じた場合の男性の表現として、最も多いのが機嫌が悪くなるという特徴ではないでしょうか。暴力や、暴力的な言葉に走る男性もいるかもしれませんが、それよりは言葉数が減って、不機嫌になることによって、嫉妬の気持ちを隠すという方法を取る男性が多いのです。

普段は楽しい話題を話す愛想の良い男性が、急に無表情になったり、最低限の受け答えしかしなくなったり、冷たい態度を取るときは、嫉妬を感じているときかもしれません。

特徴5:行動を制限など束縛が強い

行動を制限など束縛が強い

嫉妬心が強い人は、恋人の行動や予定を逐一チェックしたがり、誰と会ってどのような会話をしたかを気にしたり、恋人の行動を制限したり、束縛したりします。

ここまでは男女共通かもしれませんが、男性は、さらに恋人のメイクや服装まで気にします。女性は、単に好きでメイクをし、おしゃれで服装を選んでいる場合でも、男性は、他の男性の気を引いているのではないかと考え、派手なメイクや露出の多い服装を否定したり禁止したりします。

特徴6:アピールしたいがために虚勢を張る

アピールしたいがために虚勢を張る

嫉妬を感じることで、自分のプライドが傷ついた男性は、逆に虚勢を張ったり強がったり、自分に自信のある分野を急にアピールしたりします。そうすることによって、自分の虚栄心を満たそうとするのです

。男性は、女性よりもプライドが高いので、そのプライドが少しでも傷つくと(傷ついたと感じると)、慌ててそれを修復しようとするのです。簡単な方法として、過去の自分の自慢や、武勇伝を話すという方法を取ったりします。職場や飲み会で自慢や武勇伝を話す男性が多いのは、プライドの修復が目的かもしれません。

特徴7:自分からの現実逃!避立ち去る

自分からの現実逃!避立ち去る

嫉妬心を感じると、言葉や表情に表すのではなく、その場から立ち去るという行動を取る男性もいます。いわば、嫉妬を感じる場面や、嫉妬を感じている自分からの現実逃避です。その現実にきちんと向き合って受け入れるのに、高いプライドが邪魔をしているのです。

特徴8:浮気をしやすい。愛情のバランスを取るため

浮気をしやすい。愛情のバランスを取るため

嫉妬深い男性は、なぜか自分は恋人を束縛するのに、浮気をしやすいという特徴があります。恋人に対して愛情が深いのに、恋人は自分ほどには自分に対して愛情を持っていない(ように思いこむ)ため、愛情のバランスを取るために浮気をするという行動に走るのです。

実際に浮気をしなくても、わざわざ元カノの話をして、自分が恋人にそれほど執着していないことをアピールしたり、恋人の気持ちを試したりすることもあります。

特徴9:感情でねじ曲がりで憎悪に変わる

感情でねじ曲がりで憎悪に変わる

嫉妬のすえ、恋人に暴力をふるったり殺害したりという事件は、圧倒的に男性が多いのです。愛情から生まれた嫉妬という感情が、プライドや劣等感などの複雑な感情でねじ曲がり、憎悪に変わるのが男性の嫉妬の怖い点です。もっとも、実際に殺害に至るのは少数のケースですが、その前兆となる暴力的な言動の点で注意が必要です。

特徴10:恋人が怒りの対象となる

恋人が怒りの対象となる

例えば恋人が浮気をしたとき、女性の場合は恋人の浮気相手が怒りの対象となることが多いのです。しかし、男性の場合は、浮気をした恋人に対して、怒りの気持ちを持つことが多いのが異なる点です。

その怒りが憎悪となって、事件となる場合もあります。女性が浮気相手に怒りを感じるのは、哺乳類のメスは自分の子供を養育できる環境を提供してくれるオスを必要とし、それを妨害しようとする浮気相手のメスを排除しようとする本能に由来します。

まとめ

嫉妬とは、相手への愛情から生まれる感情ではありますが、相手を独占したいという自己中心的な側面があります。また、男性の本能から生まれる感情でもあり、特に劣等感が強かったり、心配しすぎる男性は嫉妬が強い傾向があります。男性は一般的にプライドが高いので、男性の嫉妬のほうが怖いのです。

嫉妬とは、他者との比較から生まれる感情でもあり、恋愛面以外では、職場における比較や不公平さからも生まれます。男性の嫉妬の特徴としては、女性と異なり、怒りの行動を取りやすい、言葉に表れにくい、あるいは素直に言葉に表さない、機嫌が悪くなるといった特徴があります。他に、強く束縛をする、虚勢を張る、その場を立ち去るという行動に出ることがあります。さらに、浮気をしやすい、憎悪に変わる、恋人が怒りの対象となるという危険な状況になる場合もあります。