何かにつけ、「お金がない」「お金がない」と口癖の人、アピールをする人は、少なくありません。お金がないというのは、本来はネガティブな、アピールするべきことではありません。にもかかわらず、金ないアピールをする人の心理はどのようなものなのか、その特徴を20個ご紹介いたします。
- 特徴1:同情して欲しい
- 特徴2:謙遜している
- 特徴3:自慢したい!自慢の裏返し
- 特徴4:満足していない!自分はまだ上に上がれる
- 特徴5:お金を使いたくない!倹約家?ケチ?
- 特徴6:お金を使ってしまう
- 特徴7:無計画である!衝動買いしてしまうタイプ
- 特徴8:借金がある
- 特徴9:改善の努力をしない
- 特徴10:自己中心的である
- 特徴11:相手に気を許している!許される間柄
- 特徴12:相手に期待する!下心があるある
- 特徴13:相手と付き合いたくない!気遣いの断り方
- 特徴14:共感を求めている
- 特徴15:ストレスを解消する!自分だけスッキリ
- 特徴16:相手をネガティブにする
- 特徴17:価値観が偏っている
- 特徴18:チャンスを逃す!チャンスの女神が去っていく
- 特徴19:投資をしない!目先のお金が優先
- 特徴20:負の連鎖を起こす!口にしたことは現実に
- まとめ
特徴1:同情して欲しい
同情して欲しいという深層心理のために、お金がない、貧乏である、お金に苦労していると口にすることで金ないアピールをする人も多くいます。つまり、金ないアピールをすることによって他人に同情されたいという依存心が強いことが特徴です。また、お金があることによって人に妬まれるのを防ぐために金ないアピールをする人もいます。この場合、他人に妬まれたり嫌われたりするのを潜在意識で恐れているのが特徴です。
特徴2:謙遜している
本来は、「お金がない」ことはアピールするべきことではありません。それをあえて金ないアピールをするのは、謙遜している場合があります。例えば、他の面で圧倒的に自慢できることがある人は、あえて金ないアピールをして妬まれないようにすることがあります。男性が付き合っている女性に金ないアピールをする場合は、自分にお金以外の圧倒的な魅力があると思っている場合があります。
特徴3:自慢したい!自慢の裏返し
「お金がない」という一見ネガティブな内容ですが、実は自慢の裏返しだったりします。例えば、友人や恋人との付き合いが充実していることを自慢したり、子供への教育にお金をかけていることを自慢したい場合も、直接的には自慢しづらいので、金ないアピールにつながります。単純に、相手に「そんなことはない」と否定して欲しいために、裕福なのに金ないアピールをする人もいます。
特徴4:満足していない!自分はまだ上に上がれる
本当にお金がないわけでもないのに、今所有しているお金に満足しないため、金ないアピールをする人もいます。例えば、結婚相手の実家と比較してとか、自分と同期の社員と比較して相対的にお金がない場合があります。この場合、世の中の平均水準よりはお金があったとしても、金ないアピールをします。このような人は、自分が所有しているものに満足し、感謝することができないことが特徴です。つまり、いくら所持金が増えても、満足できずに「お金がない」と不満を感じる可能性があります。
特徴5:お金を使いたくない!倹約家?ケチ?
「お金がない」のではなく、お金を使いたくないという心理から、金ないアピールをする場合もあります。普段からお金がないと言っておけば、飲み会などに誘われた時も、断る口実にできるからです。あるいは、自分で口にすることによって、無駄遣いしないように自己暗示をかけるという側面もあります。
特徴6:お金を使ってしまう
逆に、すぐにお金を使ってしまって、本当にお金がないから金ないアピールをする人もいます。お金を使ってしまったことを本当に後悔しているなら、今後は浪費しないように固く決意すればいいのですが、簡単に金ないアピールをする人は、そもそもあまり後悔していない、あるいは決意が軽いことが特徴です。
特徴7:無計画である!衝動買いしてしまうタイプ
金ないアピールをする人は、無計画であることが特徴です。きちんと働いて計画的に貯金などをしていればいいのですが、欲しいものを自分の経済状況を考えずに衝動買いしてしまったり、ローンを組んで高価なものを購入したりします。毎日の買い物も、何にどれだけ払ったかあまり考えずに買い物をしてしまうのが特徴です。また、今後の返済の計画もあまり深く考えずに、「何とかなる」と楽観的なのも特徴です。
特徴8:借金がある
お金がない原因として大きいのは、借金です。住宅や自動車など、生活に必要なものを毎月のローンで支払うのは仕方ないですが、カードローンやキャッシングでの借金や家賃などの滞納がある場合は要注意です。そのような借金は利子が高いですし、滞納には遅延損害金がつく場合があります。つまり、借金の金額以上に余分に払わないといけない金額の返済に追われる恐れがあります。返済のことを考えずに無計画に借金をしてしまうのが、金ないアピールをする人の特徴です。
特徴9:改善の努力をしない
金ないアピールをする人は、お金がない現状を改善するための努力をしようとしないのが特徴です。例えば、毎日何を購入しているか家計簿をつけ、どこを節約するべきか考えるというような努力をしません。安直に「お金がない」と言って、あわよくば他人に頼ろうとします。
特徴10:自己中心的である
金ないアピールをする人は、口癖のように「お金がない」と言って他人を不快にさせたり、その場の雰囲気を悪くすることを気にしないという自己中心的な特徴があります。自分で改善の努力をせず、他人の懐をあてにするのも、その自己中心的な考え方の現れです。
特徴11:相手に気を許している!許される間柄
気軽に「お金がない」と言うのは、言う相手に対して気を許している場合があります。気を使う相手に対しては、そのような個人的なことやネガティブなことをわざわざ言わないので、金ないアピールをしても許される間柄とも言えます。また、深い意味はなく、最近の身の周りの状況を報告しているだけという場合も、相手に気を許しているとも言えます。
特徴12:相手に期待する!下心があるある
普段から「お金がない」とアピールする人は、いざというときにお金を借りられるように、伏線を張っているとも考えられます。あわよくば、食事などをおごってもらいたいという気持ちもあるかもしれません。そこまでは考えていなくても、少なくとも相手に同情して欲しいなどの下心があるのが特徴です。
特徴13:相手と付き合いたくない!気遣いの断り方
ある相手と付き合いたくないために金ないアピールをする場合もあります。決してお金に不自由していなくても、その相手と遊ぶためのお金はないことを普段からアピールしておけば、イベントや食事などに誘われたときに断りやすくなります。この場合は、ストレートに断るよりも一種の気遣いとも言えます。特に、親せきやママ友など、ストレートに断りにくい間柄のときによく使われるのが特徴です。
特徴14:共感を求めている
例えば職場で金ないアピールをする場合は、会社の給料が安いことに対する共感を求めている場合があります。同じ境遇の同僚と、共通する話題で愚痴を言いたいだけというのが特徴です。お金というのは、みんなが関心を持っていることなので、単なる会話の一つとしてお金がないことを使うという人もいます。自分のプライベートなことを話す(心理学の用語では「自己開示」といいます)ことによって、より相手と親密になれることがあります。
特徴15:ストレスを解消する!自分だけスッキリ
口癖のように「お金がない」と言っている人は、金ないアピールをすることによってストレスを解消している場合があります。あえてネガティブなことを言葉にすることで、自分の心をスッキリさせているのが特徴です。
特徴16:相手をネガティブにする
「お金がない」としょっちゅう言う人は、相手をネガティブな気持にするという特徴があります。金ないアピールの次には、楽しい話題にはなりませんし、それまでグルメや娯楽などの楽しい話をしていたとしても、一気にネガティブな空気になってしまいます。
特徴17:価値観が偏っている
いつも「お金がない」と言っている人は、お金の価値を重視しすぎるあまり、他のことに対する価値観が薄れてしまいます。つまり、金ないアピールをする人は、趣味やグルメや旅行などのすべての価値をお金に換算してしまい、価値観が偏るという特徴があります。
特徴18:チャンスを逃す!チャンスの女神が去っていく
すべてのことをお金に換算してしまうと、チャンスを逃してしまいます。例えば、趣味にお金を費やすことでリラックスし、内面を豊かにするチャンスを逃したり、パーティーに参加することで人脈が広がるチャンスを逃したり、飲み会に参加することで上司や同僚と親密になれるチャンスを逃したりしてしまいます。その結果、お金の節約が目的であっても、一生の長さで考えると、逆に損をしているかもしれません。
特徴19:投資をしない!目先のお金が優先
チャンスを逃すことともつながるのですが、金ないアピールをする人は、長期的な投資ができないのが特徴です。給料などがあればあるだけ使ってしまえば、コツコツと金融商品に投資する余裕がありません。また、人脈を広げることや資格取得にお金を使うことなどは、将来の自分に対する先行投資です。金ないアピールをする人は、計画性がないので、目先のお金にとらわれて、長期的な観点から見た投資ができないのです。
特徴20:負の連鎖を起こす!口にしたことは現実に
「お金がない」という言葉にも言霊があるので、口にしたことは現実になってしまいます。つまり、金ないアピールをする人は、ますます貧乏になるのが特徴です。まるで自分が被害者のようなネガティブな思考をすることによって、負の連鎖が起こるのです。実際、目先のお金にこだわるあまりに、周囲の人を遠ざけてしまったり、チャンスを逃してしまったり、長期的な投資をしなかったりすると、お金を増やす機会を逃してしまうのです。
まとめ
何かと「お金がない」とアピールをする人は、他人に同情して欲しいという心理から金ないアピールをする場合があります。また、謙遜している場合や逆に自慢したい場合もあります。本当にお金がないわけでなくても、現状に満足しないとか、お金を使いたくない人が金ないアピールをする場合もあります。
本当にお金がない場合は、無計画にお金を使ってしまったり、借金がある場合が多く、にもかかわらず改善の努力をしないという特徴があります。相手に気を許しているからお金がないことを話題にする場合もありますが、相手に期待するという自己中心的な心理からくる場合もあります。相手と付き合いたくないために金ないアピールをする場合もありますが、共感を求めるための場合もあります。
金ないアピールによってストレス解消になりますが、相手をネガティブにしてしまいます。あらゆることをお金に換算すると、価値観が偏ってしまい、チャンスを逃してしまい、投資にもつながりません。そのため、ますますお金がなくなるという負の連鎖が起こるのが特徴です。