集中力を高めるトレーニング・方法とは?作業の質を改善を

集中力を高めるための考え方とは?方法は? やる気・向上

集中力に欠けると仕事も家事もうまくはかどりません。日常のすべての場面において要求される集中力、この集中力を高めるためのコツやポイントを知っていると、時間・手間・労力を無駄にすることなく、最短時間内で求められているタスクを達成することが出来ます。

集中力を高めるワザは何も学生だけに必要とされているわけではありません。家事や仕事をこなす上でも、集中力が身に付いている人とそうではない人とでは、効率性に歴然とした差が出ます。

集中力を高め、短時間で効率よく作業を行うためのワザやコツをまとめてみました。ただ漫然と作業を行っているだけでは最善の結果は出せません。集中力を高めることにより、作業の質自体もアップするような方法を探ってみましょう。

集中力のタイプ 集中の持続と強度

集中力が持続する時間は人それぞれ違っています。またどの程度の強度で集中できるかということにも個人差があります。集中力を高めるには、まず自分の集中力に関する特性を知るようにしましょう。

短いスパンで強度の集中力

たとえ集中力が持続する時間は短いものの、その間は他の人とは比較にならないレベルの集中力を発揮できる人もいれば、ある一定のレベルで、割合長時間集中力を持続できる人もいます。

非常に短いスパンで強度の集中力を発揮できるタイプとして挙げられるのは、たとえば瞬発力が要求されるスポーツを行うスポーツマンなど、逆に長い時間集中力を持続しなければならないタイプとして挙げられるのは、将棋の棋士やチェスプレイヤーなど。

長い時間集中力

このように、タスクによって異なる種類の集中力が必要とされますが、上記の二例はやや特殊な状況ともいえます。

家事や仕事上の業務の場合はこれほど極端ではありませんが、作業内容によってどちらのタイプの集中力がより多く必要か、決まってくるといえます。瞬発力と持続力、その二つを必要に応じて使い分けることが出来れば、さらに作業の能率が上がってきます。

作業中とそうではないときのメリハリを

作業中とそうではないときのメリハリを

集中力を高め、作業効率を上げるためには、メリハリをつけることが重要になります。適当な間隔で休憩時間を取るようにすると、作業に集中しやすくなり、結果として作業能率が上がります。どうしても集中力が切れて仕方ないときには、思い切って休憩を取るようにしましょう。

作業がはかどっていないからといって、だらだらと作業を続けるのは逆効果、かえって集中力が途切れやすくなります。とくに集中力の持続時間が短い方は、意識的に緩急をつけて作業を行うようにしたほうが効果的です。

集中しやすい環境を作る

作業をしやすい環境を作る

雑音の多い場所で仕事や勉強をしても、集中力は上がりません。集中して作業を行うのに相応しい環境作りも重要になります。仕事や勉強を行う場所には関係ないものをごちゃごちゃ置かないようにしましょう。その場所に座ったら仕事だけに専念するというイメージを持つようにします。

また作業に入る前に決まったことを行うようにすると、集中力のアップにつながります。たとえばコーヒーを一杯飲む、軽いストレッチを行う、など、自分なりの準備段階を設け、それを行うことにより、集中力を最高値にするモードに入るようにしましょう。

音と集中力の関係とは?

音と集中力の関係とは?

周囲から漏れてくる雑音や話し声が気になって集中できないという方もいます。音と集中力には密接な関係があります。雑音の類が集中力を失わせる原因になるのに対し、耳に心地よい音楽を聴くことにより、集中力が高まる場合もあります。

雑音が気になる方はヘッドフォンで耳障りな音をシャットアウトし、自分がもっとも集中できるタイプの音楽を流すようにしましょう。どんな音楽が集中力を高めるかは、人それぞれ好みによって異なっていますので一概には断定できません。

ソフトで自然な環境音で集中力が高まる人もいれば、クラシック音楽に限るという人もいます。集中力をアップさせるには、自分がもっとも集中できる音楽を見つけることが肝心です。

集中力は十分な睡眠と栄養補給も重要

十分な睡眠と栄養補給も重要

集中力を高めるにはメンタル的なことだけでなく、体調管理も重要な役割を果たします。人間が最も効率よく与えられた作業をこなすには、体のコンディションも万全でなければなりません。

たとえば生活習慣が不規則で、慢性的な睡眠不足に陥っていたり、栄養バランスの悪い食生活を続けている方は、肝心なときに集中力を発揮出来ずに終わってしまいます。

やらなければならないことを最短の時間内で効率よく仕上げられるよう、常日頃から体調を適切に管理するようにしましょう。脳に必要な養分が行き渡るよう、バランスの取れた食事を心がけましょう!

集中力を削ぐ恐れのあるものは持ち込まない

集中力を削ぐ恐れのあるものは持ち込まない

仕事や勉強を行う場所には、気が散るものは出来る限り持ち込まないようにしましょう。その最たるものは携帯やスマホなどです。携帯やスマホの着信に気を取られてしまうと、作業に集中するどころではなくなります。

作業をする場所には携帯を持ち込まない、あるいは電源を切っておくなどの配慮が欠かせません。どうしても携帯が手元になければ仕事が出来ない場合は、とりあえずここまで終わったら着信をチェックするなどの決まりを作り、携帯やスマホ依存から脱却するようにしましょう。

ただし、作業と作業の間の休憩時間に息抜きに利用するのであれば、デメリットだけでなく、それなりのメリットも得られるかもしれません。肝心なことは、集中力を損ねる可能性のあるものを自分で把握し、作業中はそれを出来るだけ遠ざけることです。

集中力を高めるためのエクササイズ

集中力を高めるためのエクササイズ

ヨガやエクササイズも集中力を高めるはたらきがあると言われています。また体には集中力を高めるとされるツボもありますので、これらを試してみるのも効果的です。

どんな種類の運動を行うにしろ、体を動かすことにより、リフレッシュ効果が得られるのは確かなので、仕事を始める前や休憩時間に軽いエクササイズを取り入れるようにしましょう。

ヨガのポーズには集中力を高めるとされるものがあります。木のポーズといわれるのがそれで、真っ直ぐ片足で立ち、反対側の足の裏を立ったほうの足の太ももにぴたりと付け、両手をそれぞれの耳の側に沿わせるように上に伸ばし手の平同士をつけます。片足ずつ交互に行いましょう。

ガムを噛むことと集中力がアップする?

ガムを噛むことと集中力がアップする?

ガムを噛むと集中力がアップするという研究報告があります。その根拠はものを噛むという行為により、脳が活性化されることにあります。社会人として職場や公共の場でガムを噛むという行為はあまり望ましくないと思われますが、ガムを噛むことには確かな効能があります。

他にも精神をリフレッシュさせる効能のあるハーブティーや、ストレスを緩和するといわれているカフェインなどを取るのも効果的です。

まとめ

なぜか集中力が続かずイライラしてしまう。そんな方に読んでもらいたい集中力をアップさせるためのポイントです。集中力が続かないと、いつまでも同じところで足踏みしなければならず、結果として時間も手間も労力も無駄使いしてしまいます。

集中力を上げるためには、これらのポイントを押えるだけでなく、精神的にも安定した状態に内面を整える必要があります。心配事や悩みを抱えていては、自分の持つ力を十二分に発揮することは決して出来ません。落ち着いた心持ちで安心して仕事に取り掛かれるような環境を作るようにしましょう!