何か大きな壁にぶち当たってしまうと、人は委縮し立ち止まってしまうもの。しかしそんな状況でも果敢に壁に挑み、自分の道を切り開いていく人がいます。そんな人は、ポジティブシンキングを身に着けている人と言えるでしょう。
ポジティブシンキングを身に着けている人は、どんな大きな壁にぶち当たっても、ひるむことなく立ち向かっていきます。その姿に、あんな風な思考を持つことができたらと考えたことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、ポジティブシンキングを習得する方法について、ご紹介していきましょう。
ポジティブシンキングとは
ポジティブシンキングを身に着ける前に、ポジティブシンキングとは何かについて学んでいきましょう。ポジティブシンキングとは、どんな状況でも常に前向きな気持ちでいられることを指します。
決してネガティブな発想に飲み込まれることなく、良い結果を信じて突き進むことができます。では、ポジティブシンキングを身に着けるためには、どんな思考力を持つことが必要なのでしょうか。
ポジティブシンキングを習得する方法とは
壁にぶち当たった時に喜ぶ
あなたがどんな思考を持っているのか、それは大きな壁にぶち当たった時にわかるでしょう。「こんな大きな壁は乗り越えることができない」「自分には無理だ」と考えてしまう人は、ネガティブシンキングだと言えます。それは、大きな壁を障害だと感じているからです。
しかしポジティブシンキングを身に着けている人は、大きな壁にぶち当たると「これで成長できる」と考えるようにしています。障害ではなく成長するためのものとして捉えることができるため、大きな壁でも困難だと思わずに立ち向かうことができるのです。
失敗や挫折においても同様のことが言えるでしょう。ポジティブシンキングを身に着けている人は、どんな困難も成長の糧にしてしまうのです。
自ら前向きに行動する
ポジティブシンキングを持っている人は、自分から積極的に行動しようとします。それは、人に何かを与えるという精神を持っているからです。
逆にネガティブシンキングな人は、人から与えられることしか考えていません。「〇〇がもっとこうとしてくれたら良いのに」「会社の体制が悪いからこうなるんだ」「誰か幸せにしてくれないかな」そんな発想では幸せの種も見過ごしてしまうでしょう。
ポジティブシンキングな人は、自ら行動することで幸せを掴みに行っています。それが、最短ルートだと知っているからです。ただ、結果を待っているという人は、今すぐ自ら掴み取る努力を身に着けるようにしましょう。
人に与えれば戻ってくる思考
ポジティブシンキングを持っている人は、人に何かを与えることを苦に思いません。人によっては何かを与えると損をすると考えてしまうこともありますが、ポジティブシンキングな人は、人に与えることでその行為が戻ってくることを知っています。
自分がしたことは自分に返ってくると理解しているため、人にしてもらいたいことを自らすることができるのです。また、何かを与える人には何かを与えたくなるのが心情というもの。ポジティブシンキングを持つ人ほど、周りに人が集まってくるのです。
1人ではないことを知る
ポジティブシンキングを持っている人は、自分だけで全て行おうとすることはありません。自分ができる範囲を知り、足りない部分を心得ているからこそ、人の力を借りることができるのです。
ポジティブシンキングを持つ人は、今の状況がもっとよくなるためには何が必要なのか、周囲にアドバイスを求めています。
一見、他力本願に見えるこの行為ですが、自分を理解しやるべき努力をしている人が、さらにアドバイスを求めることと、何もせずに周りにどうにかしてもらおうと求めることとは違いがあります。求められた方も、その人がどちらの人間か瞬時に判断することができるでしょう。
真剣に向き合い、努力している人には、最適なアドバイスを一緒になって考えたくなるものです。ポジティブシンキングを持つ人は、周りの人たちに支えていることを自覚していると言えるでしょう。
リスクを怖がらない
ポジティブシンキングを持っている人は、リスクやマイナス面ばかりに捕らわれるようなことはありません。必ずプラスを信じて行動しようとします。リスクなどマイナス面ばかりに気を取られていては、大事なことを見失ってしまうことを知っているからです。
また、リスクを怖がらないのは失敗を恐れていないからと言えるでしょう。失敗を経験することは、成功への近道だと知っているため、過剰に恐れる必要がないからです。
だからこそ、リスクがあったとしても、ポジティブシンキングを持つ人は変わらぬ努力で突き進むことができるのです。
自分の時間を大切にすること
ポジティブシンキングを持っている人は、自分の時間を非常に大切にしています。それはひとりできちんと考える時間を作っているとも言えるでしょう。人は、人と一緒にいるとその人の影響を受けてしまうものです。
時には良い面がありますが、それが本当に自分の意見なのか、疑問に感じてくることもあるでしょう。そこで、ひとりになり自分と向き合うことで何が必要か、今自分が何をすべきかを見定めていくのです。
ポジティブシンキングを持つ人は、この状況で何を選択するのがベストなのか、よく自問自答しながら結論を出しています。他人の意見に流されず、自分の意見をきちんと持つからこそ、ポジティブシンキングは継続する強さを持つことができるのです。
口癖を変えよう
ポジティブシンキングに近づきたいけれど、なかなか思うように成長できていない気がする。そんな人は自分の口癖に注目してみましょう。
ポジティブシンキングを意識していても、口にする言葉がネガティブなものでは、本当のポジティブシンキングにはなれません。
口で発する言葉は自分の耳が近くで聞いているもの。だからこそ、口にする言葉はポジティブなワードを選ぶようにしましょう。
笑顔の練習をしよう
ポジティブシンキングに早く近づきたいという方は、笑顔の練習をしていきましょう。ポジティブシンキングを持つ人は、自然と笑顔になっているもの。しかし笑顔からポジティブシンキングを生み出すことも可能です。
口をイーッと無理やり笑顔にするだけでも、脳に刺激が伝わり発想の方向性が変わってきます。人はネガティブになると眉間にしわがより難しく険しい表情になりがちです。
しかし笑顔でネガティブな発想をすることはできません。だからこそ、笑顔の練習をして表情からポジティブシンキングを養っていきましょう。
できると信じることが次ぎへつながる
ポジティブシンキングを心掛けていても、自身がないとすぐにネガティブに引っ張られてしまいます。そんな時は、紙に自分はできると書いて眺めるようにしましょう。
目標をイメージさせる画像や映像も効果的です。常に自分はできるとイメージすることができれば、ネガティブな発想に引っ張られることはなくなるでしょう。
まとめ
ポジティブシンキングについて幅広くご紹介しました。ポジティブシンキングを持つ人には、さまざまな習慣があることがお分かりいただけたでしょうか。
そこから特徴を学び、自分に取り入れて行くことでポジティブシンキングを上手に取り入れて行きましょう。毎日努力を続けることで、次第に思考パターンは変わってきます。そうすれば、あなたは必ずポジティブシンキングな人に成長することができるでしょう!