あなたの周りにいじける人はいませんか?何かを指摘すると、すぐにいじける。嫌なことがあると、いじけた態度で自分の殻に閉じこもってしまう人は、たくさんいらっしゃいます。
いじける人には共通の特徴がいくつかありますが、どう接すればよいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。そこで、いじける人の特徴、心理と、対処方法についてご紹介していきましょう。
いじける人の特徴とは?
いじける人というのは、男女問わずある特徴があります。それは、思っていることをストレートに表現できないということが挙げられるでしょう。
「誰かにかまってもらいたい」という気持ちがあるにもかかわらず、素直に表現できないことから、ヘソを曲げ、いじけてしまうのです。
いじける人ほど「近づかないでオーラ」を発してきますが、実際にはそれを突破してこちらを向いてほしいという気持ちが根底にあるのです。
自分に自信がない
いじける人の特徴として、次に取り上げたいのが、自身のなさです。自分に自信がないからこそ、ストレートに表現することに抵抗があります。
「こんなことを言ったら、周囲から嫌われてしまうのではないか」「自分の立場でこんな意見を言っていいものだろうか」という自信のなさが、結局発言できないことを招き、モヤモヤした気持ちが処理できずにいじけてしまうのです。
また、失敗するとまず自分のせいにする人が多いのも特徴です。「自分が悪いから」「仕事ができないから」と、自身のなさからいじけは発生してしまうのです。
実はプライドが高い一面も
いじける人の特徴として、実はプライドが高いという一面があります。例えば、失敗したことに対して、自分のせいにしていじけてしまうことは、ある意味失敗を受け止めきれていないということがあります。しょんぼりといじけることで、周囲は「あなたのせいではない」と慰めてくれるでしょう。
その一言により、自分の責任ではなかったと思いたい節があるのです。このことから、いじける人ほどプライドが高い一面が強いと言えるでしょう。
周囲の反応でジャッジする
いじける人ほど、いじけたときの周囲の反応に人一倍敏感になります。どの人がどのような言葉をかけてくれるのかと言ったことに、神経を尖らしているのです。
つまりそれは、いじけることで周囲の人たちを試していると言ってよいでしょう。自分がいじけた時に優しくしてくれる人のことは、しっかりと覚えておき友好的な関係をキープしようとしますが、いじけても知らんぷりする人には、冷たい態度を取ることもあります。
周囲の反応を知り、そのうえで付き合い方を変えるなど、計算高い一面もあると言えるでしょう。
精神的な幼さ
いじける人ほど、精神年齢は低いことがほとんどです。なぜなら、いじけるという態度を取るということは、その感情を抑えることができないということだからです。
大人は、怒ったり泣いたりなど、いじけるような態度を取ることを人前ではしません。しかし、精神的に幼い人ほど、それをコントロールすることができないため、思ったままの感情が外へと現れてしまうのです。
相手をひがむ癖がある
いじける人の特徴として、相手のことをひがむということがあります。これは、自分に自信がないことの表れでもありますが、他人の成功を素直に祝福することができないことも多いようです。
プロジェクトで成功した人を労ったり祝福していたりする光景は、自分がそれを成し遂げられなかったことへと結びついていきます。その結果、相手を祝福できずにいじけてしまうようになるのです。
どんないじけ方をするのか?
いじける人の特徴には、さまざまな要素がありますが、具体的にはどのようないじけ方をするのでしょうか。いじけ方の方法は、人それぞれ違いがありますが、簡単にご紹介しておきましょう。
まず、わかりやすいものとして、ムスッとした表情でつまらなさそうに佇んでいる人は、高い確率でいじけていると言えるでしょう。
それが、お祝いの席であったり、何かのミスを指摘されたりしたときであれば、ほぼ100%に近い確率でいじけていると言えます。
輪からさっと離れる
いじけ方について、次に多いのが、輪からさっと離れて遠巻きに見ていたり、別室に移動したり、帰ってしまうということがあります。
楽しい祝賀会なのに、ふと気づいたらいなかった。ちょっとダメ出しをしたら数分も経たないうちに「用事があるから」と帰ってしまったという人がいる場合、いじけている可能性が高いと言えるでしょう。
表情には出さなくても、輪から離れるということは立派ないじけの意思表示です。ムスッとした表情を出す人よりもプライドが高い人と言えるでしょう。
急に目を合わさない
楽しくデートをしていたのに、急にスマートフォンをいじりだした。興味のなさそうな雑誌を広げ始めた。何を話しても外ばかり向いている。
このように、急に目を合わさない態度をするのも、いじけた人の特徴です。何か不満はあるものの、うまく表現できないがために、目線をそらしてアピールしています。
いじける人の対処法
明らかにいじけている人がいたら、どのように接したらいいのかわからないという方も多いでしょう。そこで、次はいじける人がいた場合の対処方法についてご紹介していきます。
まず、いじけている人がいたら、しばらくそっとしておきましょう。
「いじけている最中です」というアピールを十分にさせておかなければ、近づいてフォローしても何の効果もないからです。
好きなだけいじけさせて、周りが構ってくれないと寂しくなった瞬間を狙い、対処していくと効果的です。
かける言葉は「どうしたの?」
いじけている人を見つけたら、具体的にどのような言葉をかければよいのでしょうか。まずはさりげなく近寄り、相手と横並びについてから、「どうしたの?」と聞いてみましょう。
いじけている人の多くが、「別に」と答えますが、これは「聞いてほしい」というサインの裏返しでもあります。そこで、「何かあったのかな、と思って。何かあれば聞くよ?」と伝えてみましょう。
相手からすれば、待っていましたとばかりに、不満や悩みを打ち明けてくれるでしょう。一通り話を聞いてあげたら、「大変だったね」「辛かったね」と慰めてあげればOKです。
いじけている人は、優しく接してほしい場合が多いので、このように、話を聞いて慰めてあげればあっという間に復活します。
いじける頻度が高い場合
いじけている人を見つけたら、優しく接することが大切だとご紹介しました。しかし人によっては、しょっちゅういじけてしまう人もいるでしょう。
あまりにも多発するようなら、3回に1回くらいは怒るのもひとつの方法です。「いつまでいじけているの!しっかりしなよ!」と叱咤激励したり、「いじけてても何も変わらないでしょ」と諭したりすることで、相手もハッと我に返りやすくなります。
いじける人ほど、構ってくれる相手を見つけると、いじける癖がつきがちですから、重荷にならないためにもキッパリと「いじけは迷惑」ということも伝えるべきだと言えるでしょう。
まとめ
いじける人の特徴やいじけ方、いじける人がいた場合の対処方法についてご紹介しました。いじける人というのは、基本的に自信がなく、誰かにかまってほしい寂しがり屋です。
その点を踏まえ、適切に対処することでより良い関係を続けていけるようにしましょう。