新人研修や合コン、趣味の集まりなどでおとなしい人と接する時、つまらないと感じたことはないでしょうか。おとなしい人は、話も盛り上がらないし、いまいち反応が薄いからリズムがつかめないという方はたくさんいらっしゃいます。
確かに、おとなしい人とどう接すればよいのか、わからないという方は多いでしょう。しかし、違う角度から見れば、おとなしいということはメリットでもあるのです。
実際に良い恋愛をしていたり結婚したりしている人は、どちらかと言えば、派手で活発な人より、おとなしい人が選ばれているのです。
おとなしい人にはどんな魅力があるのか、また何故選ばれるのかを探り、おとなしい人との接し方についてもご紹介していきましょう。
おとなしい人の特徴とは
おとなしい人と、ひとくちにいっても受け取り方は様々です。大まかな特徴としては、みんなで話していても自分から発言することは少なく、何か聞かれても一言二言で会話が終わってしまい、声も小さくて聞きづらい。
何を話していても表情があまり変わらず感情表現が伝わってこない。自ら何かをするというより、相手からの指示待ちが多い。ということが挙げられます。
つまり、存在感が薄く、いるのかいないのかわからないというのが、おとなしい人の特徴と言えるでしょう。
おとなしい人との接し方は
おとなしい人と一緒の時間を過ごすことになった場合、どう接すればよいのかわからないという方も多いと思います。おとなしい人は、自発的な行動をすることがほとんどありませんから、こちらからキャッチボールを促していかなければ、会話は成立しません。
最初から難しい話題を投げてしまうと、相手も固まってしまいますので、気楽な話からスタートしていくと良いでしょう。例えば、会話の定番、お天気の話しだと「今日寒いですねー」と言っても「そうですね」で終わってしまいます。
そうなる可能性を見越して、「自分は東北産まれなのに、寒さが苦手で。〇〇さんの出身はどちらですか?」と会話と続けていきましょう。
相手の出身地や、兄弟の数、趣味などを聞き出していくことができれば、いくつかの話題を繋げて会話することができます。その中で共通する部分を見つけることができれば、自然と会話の数も増えてくるでしょう。
おとなしい人ほど自信がない?
おとなしい人が自分から会話し始めたり、何か行動したりしないのは、自分に自信がないということが挙げられます。自分に自信がないから、引っ込み思案になってしまい、受け身の体制になってしまうのです。
だからこそ、威圧的な相手に対してはより距離を保って接するようになります。
おとなしい人ほど、相手のことを注意深く観察しがちですから、強引に会話を盛り上げようとすることは避けた方が良いでしょう。
また「会話つまらない?」「疲れてる?」と聞いてしまうと、本人は元気なのにまた同じことを言われたと、ますます心を閉じてしまいます。このような点も注意した方が良いと言えるでしょう。
結婚相手に選ばれるおとなしい人
おとなしい人と接するのには、ある程度接する側にエネルギーがいることがほとんどです。しかし、実際にはおとなしい人ほど良い縁に恵まれ、恋愛をしたり結婚したりしていることがほとんどです。
特に結婚に至っては、活発な人よりおとなしい人の方が選ばれる傾向にあるのです。
一見コミュニケーション能力が低いように見えるはずなのに、どうしておとなしい人が結婚相手に選ばれるのでしょうか。その理由を詳しく見ていきましょう。
相手に合わせられる器がある
おとなしい人は、自分から強く主張することはほとんどありません。しかし相手がどんな人でもOKというわけではないのです。共感できる部分が多い人に対しては、価値観をすり合わせることができます。
相手がどんな考えを持っているのか探り、自分で消化することができるからこそ、おとなしい人はどんな人とも仲良くなることができます。コミュニケーションに時間はかかりますが、結果的に深いきずなで結ばれることが多いのです。
自己主張ばかりする人より、一緒に価値観をすり合わせられる人の方が、一生のパートナーとしてはふさわしいと考える人はたくさんいます。だからこそ、結婚相手におとなしい人が選ばれるのでしょう。
自分だけの特別感
おとなしい人は、感情表現がそこまで豊かではありませんし、何を考えているのかわからないと思う人もたくさんいらっしゃいます。しかし、おとなしい人も好きな人、嫌いな人がいるのです。
感情表現が豊かではない分、嫌な人には過剰に愛想よく振る舞いませんし、好きな人にだけ本当の自分を見せることができるとも言えます。
相手にとっては、自分にだけ見せてくれるという特別感が与えられるため、とても大切にされるのです。おとなしい人は一見不器用に見えるものの、仲良くなったら相手にとってなくてはならない存在になるほど、強いものを持っているのです。
話をよく聞いてくれる
おとなしい人が結婚相手や恋人に選ばれるのは、聞く力を持っていることも挙げられるでしょう。
おとなしい人は、自分の自慢話をベラベラしゃべったり、相手の話を中断してまで自分の話題を優先したりはしません。
相手の話に丁寧に耳を傾けてくれるため、話す方にとっては、心地よい相手になるのです。口数は少ないものの、出てきた言葉に的確さや、優しさがあれば充分です。必要なのは、会話の数ではなく、心の交流の深さだと言えるでしょう。
ギャップでの意外な一面
おとなしい人が結婚相手や恋人に選ばれるのは、意外な一面を持っていることも関係しているでしょう。普段おとなしいのに、アクティブなスポーツをしていたり、カラオケでは激しいロックを歌ったりするなど、ギャップが大きければ大きいほどおとなしい人への興味は増幅してきます。
おとなしいからといって、何もかもが消極的というわけではありません。スイーツを食べるときは目の色が変わる。意外と格闘技が好きで観戦に行くと叫んで応援するなど、激しい一面もあります。自分がおとなしい人だと認識されていると感じている人は、自分の違った一面も、大切な人には見せていくと良いでしょう。
普段とは違う一面を見せることで、相手も自分だけに見せてくれると優越感が増しますし、自分の全てを知ってもらうことで安心して相手に自分を出すことができるでしょう。
おとなしいは得!?
おとなしい人は、いつも受け身で一見損をしているように思われがちです。しかし、最初のハードルが低いことから、ギャップに驚かれる部分もあるため、プラスになることが多いのです。普段おとなしい分、少し目立つ表現をするだけで周囲は驚きます。
いつもアクティブな人が同じ行動をしても驚かれませんが、おとなしいというだけで驚かれて特別視されるため、おとなしいということは、結果的には得になるのです。
また、自分の考えを持って、自分らしい言葉を選んで発言することで、周囲から信頼される存在になることもできます。おとなしいことは悪いことと考えがちだった人も、改めて本当の自分について見つめてみてはいかがでしょうか。
まとめ
おとなしい人の特徴や、結婚相手や恋人におとなしい人が選ばれる理由についてご紹介しました。おとなしい人は、近づけば近づくほどさまざまな魅力を発見することができます。
今までどう接すればよいのかわからなかったという方は、接し方を変えてみて、おとなしい人の魅力に近づいていきましょう!