人付き合いをしていると何かにつけて忙しいと言う人がいるでしょう。忙しさをアピールする人はどんな心理を持っているのでしょうか。実は忙しいと連呼している人にも色々なパターンがあります。周囲にいる身としても話を聞いていて面白いと思うこともあれば、いつも愚痴のような感じで嫌だという印象を持つこともあるでしょう。このようなバリエーションも考慮しつつ、忙しいというのが口癖になっている人の特徴としてよくあるパターンを20個紹介します。
- 1.仕事が好きで忙しすぎる人
- 2.もっと色々なことにチャレンジしたい人
- 3.どうして忙しいのかを聞いてもらいたい人
- 4.忙しくて本当に手伝って欲しい人
- 5.忙しさに同情して欲しい人
- 6.自分の実力を自慢したい人
- 7.管理能力を認めてもらいたい人
- 8.自分に期待してもらいたい人
- 9.さみしくて話し相手が欲しい人
- 10.仕事の責任を負いたくない人
- 11.ミスをしてもカバーして欲しい人
- 12.一人にして欲しい人
- 13.人付き合いが嫌いな人
- 14.とにかく楽をしたい人
- 15.断る理由を作るのが苦手な人
- 16.人に依頼をするのが下手な人
- 17.気が弱くて押し付けられがちな人
- 18.優しすぎる心の持ち主で引き受けすぎる人
- 19.仕事の手際が悪い人
- 20.「忙しい」を言うことでストレス発散をしている人
- まとめ
1.仕事が好きで忙しすぎる人
今担当している仕事が本当に楽しくて仕方がないという人はよく忙しいという言葉を連呼します。仕事が好きでたまらない人にも多い傾向で、自分から仕事を増やし過ぎてしまって手に負えなくなってきていることも稀ではありません。忙しいといつも言ってはいるけれど、とても楽しそうに見えるのが特徴で、むしろ周囲にとっては励みになってもっと頑張れる人が出てくることもあります。
2.もっと色々なことにチャレンジしたい人
チャレンジ精神が豊富な人も忙しいアピールをする傾向があります。本当に色々なことに挑戦していきたくて、少しずつ手を出していっているうちに手が回らなくなってしまっているのがよくあるパターンです。その状況を無邪気な気持ちで周囲に話しているというのが普通です。忙しいと言っているのにも全く悪気がありません。見ていて忙しそうであってもいつも前向きな姿勢なので、周囲にも良い影響を与えることが多いでしょう。
3.どうして忙しいのかを聞いてもらいたい人
自分がやっている仕事にプライドを持っていて周りに認めて欲しいという人も忙しいと言い続けることがよくあります。自分が本気で取り組んでいることにまずは興味を持って欲しいという気持ちを込めて、どうしてそんなに忙しいのかを聞いてもらいたがっているのが特徴です。周りの人たちに余裕があると話の機会を得られて満足できるものの、周りも忙しいと疎まれてしまいがちです。
4.忙しくて本当に手伝って欲しい人
本当にやることが山積みになっていてヘルプを求めているというのもよくあるパターンです。仕事やプライベートなどの様々なことがたくさん山積みになっていて、猫の手も借りたいほどになってしまっているのです。ただ、内気な性格だったり引っ込み思案だったりしてお願いすることもできない場合がほとんどです。結果としてとにかく忙しいと言うだけになってしまい、手を差し伸べてくれる人もいないのでその状況が続いてしまっています。
5.忙しさに同情して欲しい人
こんなに忙しい状況なんだから少しくらい同情してくれてもいいではないかという考えで
忙しいといつも言っている人もいます。他の人がどのくらい忙しいかは特に考えず、ただ自分の状況が大変だからせめて周りから同情の声くらいかけて欲しいと思ってアピールしています。繁忙なタイミングほど、多くの人に忙しいと言い続ける傾向があり、だんだんと面倒な人と思われてしまいがちです。
6.自分の実力を自慢したい人
自分はこんなに実力があるのだと自慢したい気持ちが、忙しいといつも周りの人に言っている理由のこともあります。忙しいのは色々な仕事を任されて頼りにされているからだと考えていて、特に上司から大きな信頼を得ているのだと周りに理解してもらいたいというのが典型的です。成功したときには自慢話も交えて長話になることが多く、周囲からは敬遠されてしまうことがよくあります。
7.管理能力を認めてもらいたい人
これだけやることを抱えているのにどれもうまく管理して進められているという自信がある人も、忙しいと言ってアピールをしがちです。管理能力が優れていることを伝えて、管理職として抜擢されたいという気持ちを持っているケースが多くなっています。出世志向があって昇進する機会を早く手に入れたいと考えていて、なおかつ確かに能力的にも複数の仕事を並行してできるという人にしばしばあるパターンです。
8.自分に期待してもらいたい人
たくさんのことと任せてもらっているのは自分が期待されているからだと考えている人もいます。仕事を振ってくれる上司や家事を任せてくれるパートナーだけでなく、他の人達ももっと自分に期待して欲しいという気持ちで忙しいと言い続けていることもあるでしょう。忙しいと伝えるだけで、他の人から期待されている人なのだと理解してもらおうとしている傾向がありますが、理解してもらえないままの場合がほとんどです。
9.さみしくて話し相手が欲しい人
忙しいと言っているのはさみしいからだという人もいます。誰からも構ってもらうことができなくて独りぼっちになってしまっているのがつらいから、とにかく構って欲しいと考えているのが通例です。忙しくて大変そうな様子で振る舞っていれば、誰かがきっと深刻に感じて話し相手になってくれると思っています。
10.仕事の責任を負いたくない人
責任逃れをしたいと考えて、何かにつけて忙しいと連呼しているのもよくあるパターンです。他の仕事もしなければならない状況でやったから完璧な完成度にできなかったから、プロジェクトが失敗に終わってしまったのだなどという言い訳をするのが目的です。失敗を恐れている人ほどこのような傾向があります。
11.ミスをしてもカバーして欲しい人
忙しくて完璧な仕事はできないから、ミスがあったとしてもカバーして欲しいと周りにアピールする目的で忙しいと言っている人もいます。半端な形で仕事を終えるのは嫌だという気持ちが強い心配性の人に多いパターンですが、いい加減な性格で完璧な仕事ができないのを不安に思っているケースもあります。
12.一人にして欲しい人
放っておいて欲しいという気持ちが忙しいという言葉に表れていることもあります。忙しいから飲み会には参加できない、一緒に休憩室に行く余裕がないなどといった形で断り続けている場合が多いでしょう。孤独の時間を持つのを好む人がよくやってしまうことで、一匹狼と周りから認識されていることもよくあります。
13.人付き合いが嫌いな人
どんな組織に属していたとしても人付き合いは避けられないものですが、人付き合いが嫌いな人もいます。その主張の仕方として忙しいという言葉を使っていることも珍しくありません。忙しいと連呼しているとちょっと声をかけるのにも周りが気を遣わなければならず、だんだんと付き合いが疎遠になっていきます。
14.とにかく楽をしたい人
楽をしたいから忙しいといつも言っている人もいます。本当に業務量が多くて皆が必死に働いている現場でよくあるパターンです。忙しくないふりをしようものなら次々に仕事がやってきて大変になってしまうという状況があり、自分を守る目的で忙しくてできないと言い続けているのです。それで一度、仕事を振られるのを回避できてしまうとずっと同じ言葉を繰り返してしまいがちになります。
15.断る理由を作るのが苦手な人
何かを頼まれたり誘われたりしたときに断るのが苦手で、とりあえず忙しいと言っておく人もいます。飲み会に行こうと誘われたけれど面倒だから行きたくないとは言えず、忙しいから今日はパスといった感じで断っているのが通例です。他の理由を作るのが苦手で、いつも忙しいのを理由にしてしまっている傾向があります。
16.人に依頼をするのが下手な人
人に何かを頼みたいときに忙しくて手が回らないからといった理由を付ける習慣がある人もいます。きちんと毎回適切な理由を添えてお願いするのが理想的ですが、説明しても意味がない、説明するのが面倒と思ってしまっている人がよくやる方法です。依頼するのが下手なのでだんだんと断られるようになりがちです。
17.気が弱くて押し付けられがちな人
忙しいといつも言っている人の中には気が弱いのが原因の人もいます。周りからお願いされてしまうと忙しくても快諾してしまい、こなしきれないほどやることを抱えてしまっているのです。あまりにもやることが多くてストレスになり、自分の味方になってくれるような人にはいつも忙しくて大変だと言ってしまいがちになっています。
18.優しすぎる心の持ち主で引き受けすぎる人
引き受けすぎでやることを抱えがちな人には心が優しすぎる人もいます。自分が引き受けたら喜んでくれるだろうと思って安易に了承してしまい、やることが多くなりすぎて忙しくなってしまうのです。あまり口に出さないことが多いですが、家族や親友のように身近な人たちには忙しすぎる状況になっているのを話してしまいがちです。
19.仕事の手際が悪い人
能力的な面で忙しくなっている人もよく忙しいと愚痴をこぼしています。仕事の手際が悪くて大した量ではないのに長い時間も労力もかかっているというパターンが典型的です。周りからみると忙しいはずがないという状況なので、役に立たない、できない人というレッテルを貼られてつらい思いをしてしまいます。
20.「忙しい」を言うことでストレス発散をしている人
忙しいと言うのがストレス発散になっている人もいます。つらい状況や、その中で生まれてきた自慢、面白いストーリーなどを人に話すことでストレスを解消しているのです。話好きの人によくあるケースですが、他にストレスのはけ口を持っていなくて実は精神的に病んでしまっていることもあります。
まとめ
普段から口癖のようにして忙しいと言っている人にも色々なパターンがあるということがわかったでしょう。素直な気持ちでただ忙しいと言っていることもよくありますが、その原因になっている性格や環境も多種多様です。自分に力があることを主張する方法として忙しいという言葉を使っているときにもアピールポイントが考え方によって異なっています。
忙しさは様々なシーンで理由にも使えるのを知って多用していることもあります。このように忙しいいつも言っている人の心理は多岐にわたっていますが、心が病んでしまっているケースもあるので注意しましょう。ときどき耳を傾けてみてその人がどういう気持ちで忙しいと言っているのかを理解してあげるのが大切です。