合理的にものを考える人の言動には無駄がありません。効率よく仕事をするためには合理的に考え、行動する力が不可欠です。仕事だけでなく日常生活のさまざまな場面においても、合理的に行動することの意義は大きく、筋道の通った考え方の出来る人として周囲の人から頼りにされる存在になります。

このように合理的に考え、行動することのメリットは大きいもの、自分の感情を一切排除してまでも合理主義にこだわることにはデメリットがあります。合理主義を追求した挙句、自分や周囲の人の感情を一切無視する人に対しては、冷たい、人間味がない、おもしろみに欠けるといったレッテルが貼られてしまいます。

いくら合理的で無駄のない考え方が出来ても、人間としての情緒に欠けていると、取り付きにくい人と思われ友達も出来辛くなってしまいます。合理主義の良いところを取り入れ、且つ人間的な魅力を出すために知っておくと便利なポイントをまとめてみました!

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合理的な考え方とは?

合理的な考え方とは?

合理的な考え方をすることの意義は、何を行うにしろ無駄がないということ。目標に至るまでの最短の方法はどれかを冷静に見極める能力が要求されます。合理的な行動パターンの取れる人は、まず最初にどうしたらもっとも手早く、効率よく作業を進められるかを頭の中で計算します。これが出来ない人は、何を行うにしても無駄が多く、時間も手間も労力も無駄使いしてしまいます。

具体例(料理)

具体例(料理)

具体的な一例を挙げてみましょう。料理を作るとしてキッチンに入ります。ここからがスタート、合理的な考え方の出来る人は、頭の中で手順を考えながら動きます。

レシピにある材料のうち冷蔵庫にあるものはすべて一緒に取り出します。材料を洗ったり切ったりという間にも、次の作業について考え、たとえばあらかじめ炒めなければならないものを先に切り、最後に加える材料は他のものを炒めている間に下ごしらえをします。

どうしたら手早く最短で、無駄な動きをせずに料理を完成できるか、このことに集中していますので、効率よく作業を進めることが出来ます。

非効率な人は?

非効率な人

これに対して作業の効率性に興味のない人は、必要なものを頭の中で考えてなかったりするため、何度も冷蔵庫とシンクの間を行ったり来たりしたり、茹で上がるまで何もせずにぼんやり待っていたりと、とにかく無駄に時間を費やしてしまいます。

これは一例ですが、合理的に考える習慣が身に付いていると、仕事の面だけでなく、日常生活のあらゆる場面で無駄な動きを省けるようになります。

感情に引き摺られない

感情に引き摺られない

合理的な考え方を好む人は、自分の感情に引き摺られることがありません。むろん人間である以上、好き嫌いや喜怒哀楽といった感情を放棄することは出来ませんが、むやみに自分の感情に引き摺られ、理性的な判断が出来ないのも考え物です。

感情があるのは当たり前ですが、論理的な思考よりも感情のほうを優先すると、物事がスムーズに運ばなくなってしまう恐れがあります。たとえば職場で嫌いな上司や苦手な同僚がいるとします。相手に対する感情に基づいて動いてしまうと、相手との協調関係にひびが入り、業務も滞ってしまいます。

職場での具体例

職場での具体例

職場で誰かが優れた提案をしたとします。このとき合理的に考えると、相手が誰であれ優れた提案には賛成すべきですが、感情に引き摺られてしまう人は、嫌いな同僚の提案だというだけで、これを受け入れたくない気分に襲われてしまいます。

対象に対する自分の感情はさておき、もっとも効率的で合理的なことを選べる人こそ、合理的な人といえます。

合理主義にがんじがらめになると

合理主義にがんじがらめになると

合理的なのは基本的には良いことですが、合理的であろうとするあまり、人間味のない言動が多くなるのは問題です。合理的だけど冷たいと評される人は敬遠されてしまいます。合理的な中にも温かい人間味の感じられる性格や言動を目指すようにしましょう。

人間の心の機微というのは論理や統計的な数値だけで測ることは出来ません。合理を追求する過程において、周囲の人の気持ちを必要以上に傷つけたり、顧みることがないと、逆にネガティブに捉えられてしまいます。周囲の人の感情には出来るだけ気を配るようにしましょう。

合理的ということで人を判断しない

合理的ということで人を判断しない

合理的な考え方の出来る人は万事要領がよく、緻密な計算が出来、計画的です。無駄がない考え方と行動にプライドを抱いていますので、要領が悪く、無駄だらけの人を見ると苛立たしく感じてしまい、それが態度になって出てしまうようです。

合理的という性格や行動は評価されるべき特性ではありますが、すべての人をこの単一のものさしで計ろうとするのはやめましょう。中には合理的な態度を身につけようとしているものの、どうしても出来ない人もいます。人にはそれぞれ向き・不向き、得意・不得意があります。合理的という属性をあらゆる人に求めるのはやめておいたほうが賢明です。

時と場所をわきまえた行動を取るようにする

時と場所をわきまえた行動を取るようにする

人間の持つ性質は何であれ二面性を備えています。つまり時と場合を考えて適用しなければ、長所も短所となってしまうということです。たとえば親切という性質は好ましいものですが、相手の気持ちを考えずに押し付けてしまうとお節介という好ましくない特性に変わってしまいます。

合理的という性質にもまた二面性があります。上述したように合理的であればあるほど、人間的な暖かみに欠けると判断され、冷たいと思われることがあります。いつもきちんと計画的に行動しているため、あまり人に隙を見せることがなく、欠点はないけれどもおもしろみの無い人と評されることもあるでしょう。

合理的に行動したほうが良い場合もあれば、少々無駄な動きをしても、周囲の人に人間的な魅力を伝えたほうが良い場合もあります。どんなときでも合理的に動いていると疲れてしまうこともあります。たまには肩の力を抜き、一日中のんびり過ごす、目的のない散策に出るなど、心身をリフレッシュさせることも必要になります。

無駄な言動の中にも有益なことがある

無駄な言動の中にも有益なことがある

合理的な考え方や行動を好む方は、人間関係においてもドライな言動を示すことが多く、感傷的な言葉を言ったり、愚かしい振る舞いをすることがあまりありません。このような態度は落ち着いていて理性的ではありますが、人間関係にはちょっとした潤いが必要、一見無駄とも思える言葉や振る舞いを見せることもまた大切です。

本筋とは関係ないところで、ふと漏らされる言葉にその人の本音が隠れている場合もあります。自分の本音を一切見せない人に対して、親近感を抱くのは困難です。合理的な考え方をする人には、人から励まされたい、慰められたいという欲求があまりありません。

励ましの言葉をもらっても、肝心の問題が解決しなければ何もならないと考えるのです。しかしみながみなそのようなドライな精神構造をもっているわけではありません。少なくとも家族や親しい友人に対しては、小まめに連絡を取り、自分の気持ちを伝えるようにしましょう。

まとめ

合理主義のもたらすメリットは大きく、合理的な考え方が出来る人は、仕事の上でも成功する確立が非常に高いといえます。しかしその反面合理的であるがゆえに、親しみにくい人として煙たがられることも。

合理的であることのメリットは活かし、その上で人間的な深みを感じさせる人を目指すようにすると、周囲の人からの好感度も増すに違いありません。

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