笑う事が、心身の健康にとても大きな役割を果たしているのは皆さんご存知ですよね。「笑う門には福来る」ということわざがあるように、昔からその効果はあったのでしょう。しかしそれは分かっていても、今の暮らしや日本の経済状態を見てみると笑って暮らすというのは中々難しく、不機嫌やイライラを表情に出してしまう人も少なくありません。

日本人は他人の気持ちに敏感でシンクロしやすいため、誰か一人マイナスの雰囲気を持っている人がいれば、その周辺はあっという間に暗く思いムードになってしまいます。しかし反対に考えれば、誰かいつも笑顔の明るい人がいれば周囲を楽しい雰囲気にさせる事だって可能だと思いませんか。

そこで笑顔が心身や環境に与える効果をご紹介します。最近なんだかイライラしたり落ち込んだりする人はぜひ試してみてください。

PR

笑顔で気持ちがアップする

笑顔で気持ちがアップする

昔から世界中で笑顔に関する研究がされてきました。たとえば進化論で有名なダーウィンはヒトと動物の表情を調査し、感情の表し方に共通点がある事を発表しています。面白いのは、ダーウィンは楽しい事があったから笑顔になるという結果だけでなく、笑顔になれば気持ちも楽しくなるという表情フィードバック理論も発表している点で、この理論は後に実験によって裏づけられています。

笑顔で気持ちがアップする2

 

それから18世紀の哲学者カントは「笑いは緊張の緩和から来る」と述べていますが、何か出来事があってそれが収束した後のほっとした笑いは皆さんも覚えがあるのではないでしょうか。特に出来事が大きければ、その後の笑顔によるリラックス効果も大きいと言われています。その良い例がお化け屋敷で、出た後は妙に可笑しくなって大笑いした後、なんだか楽しくなったなんて体験ありませんか?

笑顔でストレスを軽減させる

笑顔でストレスを軽減させる

仕事や人間関係でストレスを感じると、睡眠障害や肌荒れ・食欲不振・うつなど体全体にさまざまな影響が出ますが、これはコルチゾールというホルモンによるものです。もともと体内のあらゆる代謝や免疫機能などに欠かせないホルモンですが、ストレスに対して非常に強く反応して過剰分泌するようになり、結果としてコルチゾールが影響する部分全てが悪化してしまうのです。

その他にもアドレナリンが過剰分泌されて心拍数が増加したり、満腹中枢を司るドーパミンの働きが鈍りストレス太りの原因になるなど、他にも強いストレスに影響されるホルモンが作用します。実は笑顔には、これらのストレスホルモンを減少させる働きがあるのです。ストレス解消の方法はさまざまありますが、通院や投薬・運動よりも今すぐ簡単に始められるのが笑顔です。

笑顔は認知症に大きな効果が

認知症に大きな効果

あまりにも強く長期間にわたるストレスは、体だけでなく脳にも影響を与えます。脳にある海馬という部分は最近の記憶を全て留める働きを持っていますが、この海馬に強いストレスを与えると萎縮してしまい記憶は失われて正常な働きが出来なくなってしまうのです。

海馬の萎縮が原因の代表的な疾患はアルツハイマーですが、古い記憶を保存する大脳皮質は正常なため、最近の事は全く覚えていなくて昔の事ばかり、という症状がでてくるのです。笑顔になると交感神経を刺激して、記憶に関する神経伝達物質の生成を促進するので、笑顔による認知症治療やリハビリ・予防効果が医療や介護分野で注目されています。

周りも笑顔になって環境が良くなる

周りも笑顔になって環境が良くなる

笑顔は伝染するって知っていますか。誰かが近くで楽しそうに笑っていると、不機嫌であってもついつられて微笑んでしまうなんて事がよくありますよね。それはミラーニューロンという神経伝達物質によるもので、他人の行動や感情を自分の事のように感じるのがその理由なんだそうです。

笑顔だけでなく、そばの人があくびをすると自分もあくびをしてしまったなんていう「あくびがうつる」経験は、まさにミラーニューロンによるものなんです。その中でも特に笑顔の伝染力は最も強く、片方が笑顔でいればもう片方はいくらイライラしたり怒っていたとしても、その気持ちを激減させる事が出来ます。それから上に述べたように笑顔には楽しいリラックスした気持ちも付随しているので、笑顔がうつったグループはやる気や行動力がアップします。職場で仕事効率を上げたいのなら、まず笑顔で仕事をする事かもしれませんね。

笑顔で免疫機能がアップする

笑顔で免疫機能がアップする

笑顔でいる人といつも不機嫌な人では、寿命が平均7年違うといいます。ずいぶん大きな差ですが、本当に笑顔になるだけで可能なのか少々不思議な気がしますよね。体内には毎日あらゆるウイルスが侵入し、がん細胞が発生しています。それを撃退するのがリンパ球の一種であるナチュラルキラー細胞で、その働きが活性するか低下させるかはなんと人の笑いによると言うのです。

それは、笑う事によって脳が生成する情報伝達物質がプラス作用する物質へと変わり、ナチュラルキラー細胞の表面に付着して活性化させるためです。反対に不機嫌だったりすればそれがマイナス作用する物質に変化kするため、細胞の働きが低下するのです。もちろん笑顔でいるだけでも、効果を十分に発揮します。

笑顔は相手に好印象を与える

笑顔は相手に好印象を与える

いくら見た目が良くて頭脳明晰だったとしても不機嫌な表情ばかりでは、その長所を生かす事は不可能ですよね。例えば理想とする異性として「笑顔の素敵な人」を挙げる男性女性が多いですが、「格好いい人」「きれいな人」は笑顔の素敵な人よりも順位がガクッと下がります。それは良い笑顔の後ろにある良いイメージを感じ取り、見目の良さよりもそちらを優先すべきだと無意識のうちに判断しているからなのでしょう。

笑顔はたるみやしわ予防になる

笑顔はたるみやしわ予防になる

女性は20代後半にもなると目尻の小じわやほうれい線を気にする方が増えてきて、中にはしわを増やさないために絶対笑わない方もいますが、実はそれは逆効果なんです。しわは乾燥と肌を支える内部のコラーゲン組織が弱くなってきた事によって出来ますが、もう1つ顔の筋肉の衰えも大きな原因です。

乾燥や栄養補充はスキンケア商品やサプリでカバーできても、筋肉の衰えを防ぐのは運動のみなのですが、しわを恐れて無表情を続ければ顔の筋肉はますます衰えてしまい、しわだけでなくたるみも酷くなってしまいます。たるみを引き締めるエクササイズは多種ありますが、表情筋全てを一度に使う笑顔が一番効率よく表情筋を鍛えられます。きれいな笑顔を練習すれば、いつの間にかたるみやしわも改善しているでしょう。

笑顔で小顔になれる

笑顔で小顔になれる

顔が小さいとスタイル良くみえるのもあってか、女性の理想とする体のパーツに「小顔」というのがよく出てきます。むくみがちだったり体がゆがんでいるとそれが顔に出て大きく見えるのですが、笑顔を習慣にしているとそれらを改善して小顔になるのも夢ではなくなります。

なぜかというと笑顔は表情筋を全て使うので、いわゆる自重トレーニングが出来るから。同じ体重でも体脂肪が多いほうが細く見えるのと同様、顔も鍛えれば引き締まって小さくなるのです。また、筋肉を使えば血行促進されるので、顔のむくみも改善される嬉しい効果も期待できます。

笑顔で口臭を予防できる

笑顔で口臭を予防できる

人間関係の大きな障害になりえる口臭も、意外な事に笑顔で予防できるんです。口の中には臭いの元となる細菌が多く存在していますが、普段は唾液で洗浄されて繁殖を抑えています。しかし睡眠中やストレスを感じている時などは唾液の分泌が減少し、口臭が出てきてしまうのです。唾液を増やすには口を大きく動かすのが大事で、笑顔や笑う事によって簡単に唾液の量を増やして口臭を予防できます。

まとめ

いかがでしたか。楽しい事も無いのに笑顔なんて無理という人はまず、笑顔の形を作ってみましょう。作り笑いでも十分効果を発揮するので、そのうちに自然と笑えるようになるでしょう。ぜひ笑顔の効果を実感してください。

PR